立派な作家が即立派な批評家になれるとは決して限らない。これはちょうど、愉快な酔っ払いというか、飲んべえが、果たしてそのまま自動的に腕のいい、立派なバーテンになれるかというと、決してそうはいかないというのと、まったく同様である。