暗い嵐の夜にだれも松明(たいまつ)に火をつける者がなく、扉をたたく君にだれ一人として応じる者がいなくとも、君よ、失望してはならない。雷(いかずち)が激しくとどろくなかで、我が心の松明に火をつけ、一人、暗闇(くらやみ)のなかで火を燃やせ。