愚かな人々は、今、自分たちは目が醒めているのだと思いこんでしまっている。それほど、彼らの知識は自分だけのものなのだ。それは国王としてのものもあり、牧夫としてのものもあろうが、いずれにしても、自分自身を頑固に信じている。