禍(わざわい)は口から、という。言葉をつつしみ、自分の偉さをあらわそうとはせず、気どらなければかえって人に尊敬され、親しまれ、したがって自分も楽しみ多いが、いばり、虚勢(きょせい)をはる人は他からきらわれて、孤立し、人望を失うにいたる。