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石橋正二郎

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石橋正二郎は、日本の実業家。ブリヂストンタイヤ(現・ブリヂストン)の創業者であり、1966年(昭和41年)8月1日に日産自動車と合併したプリンス自動車工業の育ての親(出資者)でもある。また、張り付け式ゴム底足袋(地下足袋)の考案者でもある。大正時代から戦時中を含め長年に渡り、日本のゴム工業や自動車工業の発展に多大な貢献を行い、2002年(平成14年)には日本自動車殿堂入り、2006年(平成18年)には米国自動車殿堂入りを果たしている。

世の中のためになる仕事をすれば求めなくても金は集まる。集まった金は贅沢をせず生かして使え。
一個人として如何(いか)に優秀でも、他人と仲よく働くことのできぬ人は、集団生活においていちばん厄介な人である。
私の今日における健康は、世にいう「一病息災」。どこか悪いところがあるとそれに気をつけて万事に自重するから、かえって健康によい結果を与える、それだったようである。
自信は人それぞれのパイロットであり、タービンであり、推進機でなければならぬ。
禍(わざわい)は口から、という。言葉をつつしみ、自分の偉さをあらわそうとはせず、気どらなければかえって人に尊敬され、親しまれ、したがって自分も楽しみ多いが、いばり、虚勢(きょせい)をはる人は他からきらわれて、孤立し、人望を失うにいたる。
何事も自信をもって行動しなければならぬが、その自信にはつねに冷静な自己反省がともなわなければならぬ。
気は長く持つが、(事を)行う時は気短でなければならぬ。
一生をかけて事業をやる決心をした以上は、世のためになることをしたいと夢を描いていた。
人は己を知り、己の適業に活動を集中すれば、不可能を可能にする独創が浮かんでくる。
一生涯の目的を達成せんとするものは、いかなる固執も、障害も、目前の名利も(意に)介さず、忍ぶ、粘る、堅忍持久、終始一貫、最後の目的に突進することである。
生活向上に役立ち、人の幸福を増す製品をつくることが成功の基である。
事をなすには、深思熟慮と勇断実行する陰陽二面の努力が必要である。