本当に有能な数学者と、彼より能力の劣る仲間とを区別する何らかの特徴があるとすれば、それは、頭に浮かんでくる考えを一定時間だけ、必要なある仮の言葉で表すことができるような、自分にしか分からない臨時の記号を、彼は操作することができる、という点にある。数学者はこの力がないと、何事も達成することはできないだろう。