今の日本では、新聞を読むということは、実は漁師が(天気を予測するために)浜に出て空を見るのと同じである。そこで雨ガエルの声も馬鹿にならぬということになるのだ。私が文筆業者として果たしてみたいと思うのは、この雨ガエルの役割である。