世に義によって動く者は少ない。たいていの人は恐怖によって追い立てられ、利によって誘われて動く。だが、奇妙なことに、義によって動く者が多いだろうという期待は持っている。恐らくこれは、人間の持つ人間に対するロマンであろう。