いまの世の中、批判は自由である。ことに相手が強大であればあるほど、批判は楽になるのだからおもしろい。それはいいが、困ったことに、気がついてみたら、褒める自由が失われている。褒めたいことがあるのに、何となく口に出しにくい空気がある。