人類は、以前より目立って道徳的になったとか、これまでより賢い指導者に恵まれているとかいうわけでもないのに、自分たち自身の抹殺を間違いなく成就できる道具を初めて手に入れた。彼らはあらゆる栄光と辛苦の果てに、人間の運命のこのゴールに達したのである。人類は立ち止まって、おのれの新しい責任に思いをめぐらすがよいであろう。