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ボードレール

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シャルル=ピエール・ボードレールは1821年4月9日にフランスのパリで生まれた詩人、評論家である。6歳で父と死別し、その一年半後、母が将来有望な軍人と再婚したときに悩みを抱え、芸術への興味を持ち始めた。代表作に『悪の華』、『パリの憂鬱』などがあり、フランス近代詩、象徴主義の創始者と言われている。

悪魔の最も見事な狡猾さは、「悪魔はいない」と信じ込ませることだ。
猫と女は呼ばないときにやってくる。
人生には真の魅力はひとつしかない、それは賭博の魅力である。
神への祈り、つまり精神性は上昇しようとする欲求であり、悪魔への祈り、つまり動物性は下降する悦びである。
恋人は一瓶のワインであり、女房はワインの瓶である
神は支配するために存在することすら必要としない唯一の存在である。
恐怖の魅力に酔いうる者は強者のみ!
神が存在しないとしても、やはり宗教は神聖であり神性を備えているであろう。
勤労は日々を豊かにし、酒は日曜日を幸福にする。
酒は人間そのものにほかならない。
酒と人間とは、絶えず闘い絶えず和解している仲の良い二人の闘士のような感じがする。負けた方が常に、勝った方を抱擁する。
悪魔を信ずるは悪魔を愛するよりはるかに難し。
快楽の対象とされていないのは、愛されている女性である。
詩の目的は心理や道徳をうたうのではない。詩はただ詩のための表現である。
人生とは、病人の一人一人がベッドを変えたいという欲望に取り憑かれている、一個の病院である。
孤独でいかに暮らすかを知らない者は、忙しい群集の中でいかに忙しく暮らすかも知らない。
英雄とは、終始一貫して自己を集中する人間である。
他人の感受性を軽蔑してはいけない。感受性はその人の才能なのだ。
人生をあるがままに受け入れない者は、悪魔に魂を売り渡す。
何より自分自身に対して偉人に、聖者になることだ。
長すぎる詩は短い詩の書けない連中の考えたものだ。長すぎる詩は全て一編の詩ではない。
いつも酔っていなければならぬ。(中略)酒・詩情・美徳、酔う対象はあなた次第だが、果たしてあなたは酔えるだろうか。
およそ人間ほど非社交的かつ社交的なものはない。その不徳によりて相集まり、その天性によりて相知る。
まことの旅人は出で立たんがために出で立つ一徹者ぞ。
おお主よ、われに力と勇気を与え給え、わが肉、わが心を嫌悪の念なく見んがために。
女房は死んだ、俺は自由だ!
恋愛の厄介なのは、それが共犯者なしには済まされない罪悪だという点にある。