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エウリピデス

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エウリピデスは古代ギリシャの悲劇詩人であり、代表作として『メデイア』、『アンドロマケ』などがある。紀元前455年に『ペリアスの娘たち』などからなる四部作でディオニュシア祭に最初の出場を果たし、そこで初の優勝を収めた。アッティカのプリュア区(デーモス)で、蔵書家・父のムネサルコスと野菜売りの母クレイトの間に生れた。その後、哲学者アナクサゴラスから高度な教育を受けた。

あなたは自分が何を言っているか、何をしているか、更には自分が誰であるかすら分っていない。
おお悲惨なるもの、真実よ、おまえは最悪の瞬間に姿を現す。
人間の価値を量る確かな基準など何もないのです。人間の本性は全く人を混乱させるものを持っているのですから。
最大の不運の中に、幸せが生まれる最高のチャンスがある。
未来を決めるのは今のこの光の瞬間
過ぎ去りし災難を記憶すること、いかばかり愉しきことか。
時はすべてを明らかにする。時は聞かれもせぬのに喋る饒舌家である。
勇気とは、天から与えられるもののすべてを、ひるまずに受け取ることである。
逆境においても道理に耳を傾けるは賢明なり。
努力はしただけ報われる。
死は、我々がすべてを支払わねばならぬ借金なり。
人間は栄えているべきなり。ひとたび落ち目になれば友などというものはなし。
幸せに恵まれていると思われる人でも、死ぬのを見届けないうちは羨(うらや)むことはできない。運はその日かぎりで尽きるからだ。
幸福は安定せず、暫定的なものである。
よい習慣は法より確かなり。
各人の一生は戦役なり。それは長期にわたる多事多難なる戦役なり。
優柔不断の心は、見下げた感情にほかならず。
平等は言葉として存在するだけだ。
待っていたことはやって来ず、思いがけないことがやって来る。
豪奢(ごうしゃ)な富も黄金にあふれる館(やかた)も、青春と取替えはせぬ。青春は、富める時も貧しい時もこの上なく美しい。
必然に付き従う者は、賢者であると同時に、神を知る者である。
臆病者は逃げ去るが、勇気のある者は、危険な選択をあえてする。
遠くにあるものを見すえながらも、近くにあるものを見捨てないように。
舌は誓ったが、心は誓っていない。
恋は無学の人間に文字を教える。
女はほかのことには臆病にて、戦争には脅え、鋼を見ては色とてもなき有様なり。しかれども、夫婦の間のまことが踏みにじられるや、これほどに残虐して非情なる心となるものあらじ。
自分が何を知っているかを教えるのは、よその社会である。
すでに過ぎ去ったトラブルを思い出すことは、何と快いことか。
心の底を傾けた深い交わりは禁物です。愛情の紐は解けやすくしておいて、会うも別れるも自由なのがよいのです。
礼儀は魅力もあれば利益もある。
不幸もついには倦(あぐ)む時が来る。風がいつでも同じ激しさで吹くとは限らないように。
娘の美しさは父親にとってこの上ないものである。息子はより秀でた魂を宿していても、思いやりと情愛の深さでは娘に劣る。
危険は勇者の目には太陽のごとく光り輝く。
誰が知るだろう?この世の生は死にほかならず、死こそ、実に生であることを。
人間誰しも自由な者はいないのだ。金(かね)の奴隷になったり、運、不運に弄(もてあそ)ばれたり、あるいは世間一般の思惑や法律の条文に縛られて思う通りの行動をとることが許されない。
自制は神々の最高の高貴なる贈り物。
始め悪ければ、終わり悪し。
正しい者はたとえ一人でも、大勢の不正な者よりも強い、というのは、神と正義を併(あわ)せて味方としているのだから。
沈黙は、真なる英知の最上の応答なり。
繁栄している間は多くの友達が見つかる。
二度目の考えがいちばん賢い。
男の一番の財産は、共感してくれる妻である。
誰しも役に立つことの出来る仕事に就くべきだろう。
私に若年が二回、老年が二回あれば、私の過失を改めることが出来るだろう。
長い話を切り詰めて、短い言葉で適切に語れるのは賢い人である。
経験こそが人にとり万事の教師となるものだ。
苦労した思い出も、過ぎてみると心地よい。
真理を表す言葉は単純である。
阿呆は阿呆らしきことを語る。
酒のないところに愛はない。
過去の労働の記憶は甘美なり。
人間は誰一人として最後まで栄えることも幸せであることもない。なぜなら、苦労無く生まれついた者などはいないのだから。
愛は最も甘く、最も苦いものだ。
一旦身に覚えた恋心は、いつまでも続くものです。
あらゆるものの中で女がいちばん手ごわい
人の一番の財産は、共感してくれる配偶者である。
楽しみは、汝が満足している場合には苦労の記憶なり。
息子よ、許してやれ。人間はしょせん人間だ。どうしても過ちを犯すものなのだよ。
女たるものは、つねに男たちの運の行く手に立ちふさがり、かつ不幸なる方へ導く。