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ジョン・ロック

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ジョン・ロック講義(John Locke Lectures)とは、オックスフォード大学で年に一度行われる哲学の記念講義である。1950年にヘンリー・ワイルドの遺産をもとに開始され、ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタインが招かれたが辞退したことで有名な講義で、世界で最も名誉ある学術記念講義の一つであり、2001年から講義記録が電子版で公開されている。

知るは見るなり
我々の知識は、すべて経験に基づくものであり、知識は結局のところ経験から生ずるのである。
善も悪も、我々に快楽と苦痛を引き起こすものにほかならない。
読書は単に知識の材料を提供するだけである。それを自分のものにするのは思索の力である。
新しい意見は常に疑われ、たいてい反対される。まだ一般的ではないという理由だけで。
人間の行動は、思考の最上の通訳者だ。
間違った意見は一般に考えられているほど世の中には多くない。というのは、たいていの人々は意見をぜんぜん持たず、他人の意見か、あるいはただの伝聞や人の受け売りで満足しているからである。
いかなる人間の知識も、その人の経験を超えるものではない。
法の終わるところ、専制がはじまる。
何事かをいっそう深く身につけたいと思う者は、自分自身の才能と努力とによってなさなければならない。なぜなら、何人も先生の訓練や強制によって、知識の蘊奥(うんおう)をきわめたり、学問で有名になった人はいないからである。
私は常々、人の考えをもっともよく表すのは、その人の行いだと考えてきた。
何故(なにゆえ)に人間が社交するかといえば、自己の財産を保持したいからである。
美味とは、食物そのものにあるのではなく、味わう舌にあるものである。