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荀子

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荀子は中国戦国時代末の思想家・儒学者であり、『史記』によると50歳で初めて斉に遊学した。斉の襄王に仕え、稷下の学士の祭酒(学長職)に任ぜられる。荀子は「性悪説」で知られ、荀子および後学の著作群は『孫卿新書』32篇12巻としてまとめられた。

自ら師を得るをなす者は王たり、友を得る者は覇(は)たり。
小人の学は耳より入りて口より出ず。
聞かざるは聞くにしかず。聞くは見るにしかず。知るは行うにしかず。学は行うにいたりて止(や)む。行わば明らかなり。
声は小として聞こえざる無く、行いは穏として形(あらわ)れざる無し。
人の性は悪にして、その善なるは偽なり。
人の本性は不定なり。一つの所を渦まく水のごとし。
死を軽んじて暴なるは、これ小人の勇なり。死を重んじ、義を持してたゆまざるは、これ君子の勇なり。
学問は限りなく進歩するものである。例えば、青色は藍玉から作られるが、その藍よりも青い。学問の道も、やがては師を凌ぐほどに究める優れた弟子が必ず現れるようになるものである。
戦う者はその身を忘るるものなり、その親を忘るるものなり、その君を忘るるものなり。
迷う者は路(みち)を問わず、溺るる者は遂(あさせ)を問わず。
その子を知らざれば、その友を見よ。
我に適する者は我を助くる者なり。
是是非非
君子は知(まじ)はり易(やす)きも狎(な)れ難(がた)し。
道(みち)邇(ちか)しと雖(いえど)も行かざれば至らず。
学問は飛耳長目の道
是(ぜ)を是とし非を非とする、之(これ)を智といい、是を非とし非を是とする、之を愚という。
青は藍(あい)より出(い)でて藍より青し。
騏驥(きき)も一躍に十歩すること能(あた)はず。
治人有れども、治法無し。
公(こう)は明(めい)を生ず、偏りは闇を生ず
孔子も時に遇(あ)わず。
我を非として当う者は吾が師なり。
源(みなもと)清ければ流れ清し。
事は悔い無きに至りて止(や)み、成は必すべからず。
近きをもって、遠きを知る。
遇と不遇とは時なり。
学はもって止(や)むべからず。
我に諂諛(てんゆ)する者は吾が賊なり。
吾の短なる所を用いて、人の長ぜる所に遇(あた)ること無かれ。
驥(き)は一日にして千里なるも、駑馬(どば)も十駕(じゅうが)すれば則(すなわ)ち亦(また)之(これ)に及ぶ。
上学は神で聴き、中学は心で聴き、下学は耳で聴く。
君(くん)は舟なり、庶民は水なり。水すなわち舟を載せ、水はすなわち舟を覆(くつがえ)す。
終身の楽しみありて一日の憂いなし。
一を以(もっ)て、万(ばん)を知る。
君子は物を役(えき)し、小人は物に役せらる。
問いの悪い者には答えるな。
蓬(よもぎ)も麻中(まちゅう)に生ずれば扶(たす)けずして直(なお)く、白き沙(すな)も涅(どろ)に在れば之(これ)と倶(とも)に黒し。
我を非として当たる者は吾(わ)が師なり。我を是(ぜ)として当たる者は吾が友なり。
流言(りゅうげん)は智者に止まる。
自ら知る者は人を怨まず。
之(これ)を知るを之を知ると曰(い)い、知らざるを知らずと曰うは、言の要なり。
徳をもって人を支配する者は王たり。力をもって人を支配する者は弱し。富をもって人を支配する者は貧し。
勝に急にして敗を忘るるなかれ。
富を欲するか。恥を忍べ、傾絶せよ。故旧を絶ちて義に背け。