金子みすゞのプロフィール画像

金子みすゞ

@01gr369kvr78nc0yp2sa73606y

遍照寺金子みすゞは大正時代末期から昭和時代初期にかけて活躍した日本の童謡詩人である。父が清国で死去した3歳のときに生まれた彼女は、郡立深川高等女学校に卒業し26歳で夭逝した。約500編の詩を残し、西條八十が激賞した。1980年代以降、再評価が進み、発掘された遺稿集は出版され、「私と小鳥と鈴と」「大漁」などの代表曲が知られるようになった。

みんなちがって、みんないい。
一つのものを見て、たくさんの言葉を考えるの。そして、その時その時でいちばんぴったりの言葉を見つけるの。そうすると楽しいよ。
たとえ作文一つ綴るにしても、嘘を書いちゃいけない。見たとおり素直に書かなくちゃ。
私がからだをゆすっても、きれいな音は出ないけど、あの鳴る鈴は私のように、たくさんな唄は知らないよ。
明るい方へ 明るい方へ
私が両手をひろげても、お空はちっとも飛べないが、飛べる小鳥は私のように、地面(じべた)を速くは走れない。
私がさびしいときにお母さんはやさしいの私がさびしいときに仏さまはさびしいの
「遊ぼう」っていうと「遊ぼう」っていう。「馬鹿」っていうと「馬鹿」っていう。「もう遊ばない」っていうと「遊ばない」っていう。そうして、あとでさみしくなて、「ごめんね」っていうと「ごめんね」っていう。こだまでしょうか、いいえ、誰でも。
お花が散って、実が熟れて、その実が落ちて、葉が落ちて、それから芽が出て、花が咲く