韓非子
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韓非子は、中国戦国時代の法家韓非によって書かれた書物です。内容は戦国時代の思想・社会が集大成・分析されるものです。非違の行いを礼による徳化としないと主張した韓非は、公子や貴族の階級社会を打ち破り人材を登用していた時期です。
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遊説のポイントは君主の誤りとする点を飾りたて、恥とする点を消し去ってやることにある。君主がやむを得ない急場に立たされている場合には、大義名分を述べてこれを支持してやる。気は進まないが、やらずに済ませない君主には、目的の善いことをあげて、躊躇(ちゅうちょ)の無用なことを述べる。理想がいたずらに高くて実行の伴わぬ君主には過誤が重大であるから、むしろ行動に出ないほうがよいと教える。