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小泉吉宏

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小泉吉宏は日本の漫画家、絵本作家、そして詩人です。詩『一秒の言葉』などで有名になり、道徳の教科書に収録されるなど広く認知されました。静岡県立浜松北高校、武蔵野美術大学を卒業し、東京コピーライターズクラブの会員として広告代理店で勤務した経歴を持ちます。心温まる漫画や絵本も多く描いており、作品は全国的に根強い人気を誇っています。

幸せをめざすのならその道のりも幸せでいたいよね。
夢や目的を持たない幸福な人生だってある。
他人をけなしている間は自分を見つめなくてすむ。自分を見ることから逃げていることにも気づかない。
いい学校やいい会社に入ろうとか、エラくなろうとか、お金持ちになろうとか、カッコいい恋人を持とうとか、カッコよくなりたいとか、そんな「目的」(=夢・目標)がおまえさんを追いこんでいく。
野原を見て美しいなぁと思う人がいる。美しいとも何とも思わないで、野原があるぞと思う人がいる。「美しい景色」って、眺める人の心の中にあるみたいだ。
比較する見方にとらわれるブタは「もっと」を求めつづける。
じたばたしたり苦しんだりした時は、実はチャンスなんだ。自分になにが起きているかをしっかり観察すると見えてくるものがあるみたいだ。
人づきあいが疲れるって?自分を演じていない?
みんな何を大事にしてるんだろう。他人や自分を苦しめてまで大事にしているものって何だろう。
勇気を出して自分を見つめてごらん。自分のイヤなところ見えてくるけど、自分のこと好きになれるから。
ため込んだ怒りはなかなか消えないし、徐々にたまっていくので、怒りがたまっていることに気づかないことがある。(中略)たまった怒りははち切れそうに膨らんだ風船のガスのようになり、そのうち元の原因ではなくてもちょっとした刺激で火がついて爆発する。
悩むことは悪いことじゃないカッコわるいことは悪いことじゃない悲しいことは悪いことじゃない気が小さいことは悪いことじゃないそのまんまでいいんだぜんぶ愛すべき自分の人生なんだもん
やっかいなことに、抑圧された怒りは元々の原因が目の前にないためか、本当の原因を自分も忘れてしまっていることがある。知らないうちに怒りの矛先が変わったり、変形したり、増幅したりすることもある。
気をつけたいのは、他人と(自分を)比べて、自分が高い所に立とうとする心だ。(中略)こういう人は、心の底で自分に失望していて、他人をけなすことで心のバランスを保とうとしている。他人を自分より低く見ると、自分に価値があると思えてくる。
まるでわざわざ不幸になるために、シアワセを追いかけて追いかけて追いつづけてるブタがいる。シアワセを追いかけるのをやめた時、そのブタにとっていちばん心がおだやかな時なんだけどな。本人はこれに気づいてないんだよね。こまったことだよね。
ママはいつも「はやくあるきなさい」という。ボクは犬のことや花のことやまちのことをもっとゆっくり見ていたいのに。
誰かからもらった価値観で生きているから、退屈を感じる。誰かからの評価にとらわれているから、苦しみを感じる。