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オウィディウス

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プーブリウス・オウィディウス・ナーソーは、帝政ローマ時代最初期の詩人であり、エレギーア形式で詠まれた『愛の歌(英語版)』や『恋の技法(英語版)』などの恋愛詩集や、叙事詩の形式で詠まれた『変身物語』などで知られている。ギリシア・ローマ神話の集大成と受け取られている。

飲めば飲むほどのどが渇く
休みなさい。休息を与えられた土地は、実り豊かなのだから。
才能ある人は賛辞にのぼせない。
幸運と愛とは勇気とともにあり。
今日覚悟のできていない者は、明日になればさらに覚悟ができていない。
人は己れの信念にとって苦痛な場合には、容易に信じようとはしないものである。
心を傷つける鎖を断ち切り、悩みをきっぱりと捨て去った者は、幸福であろう。
恋は交戦の一種なり。
休息する時間がなければ継続できない。
人は幸せである限り、多くの友人を持つことができるが、雲行きが悪くなれば孤独に陥るだろう。
金と恋は人を鉄面皮にす。
遭難の経験者は静かな波を見ても震える。
恋と咳は隠せない。
愛されるためには、愛すべき人になりたまえ。
雫が岩に穴を開けるのは、その力ではなく何度も落ちることによってである。
眠りよ、おんみ(御身)、この世の安らぎよ、おお、眠りよ、おんみ、この上なく優しき神よ、魂の平和よ、不安を払いのける者よ──つらい勤めに疲れ果てた肉体を、おんみは撫でさすって、仕事へと力づけるすべを心得る。
涙にもそれなりの快感がある。
他人の畑の収穫物は、いつも自分のものより見事だ。
もろい氷のごとく、怒りは時を経れば氷結せん。
恋は遅く来るほど激しい。
自分の悩みを数え上げられる人は幸いだ。
機会はどの場所にもある。釣り針を垂れて常に用意せよ。釣れまいと思う所に常に魚あり。
墓に入るまで、人間は幸福なりと称すべきにあらず。
習慣より強きものなし。
女性をキャンドルの光のもとで評価してはいけない。判断を誤る。女の容貌を真に知りたければ、昼の光のもと、しらふの状態で見ることだ。
時ほど速く過ぎ去るものはない。
確かに泣くことは赦(ゆる)されているのだ。涙は激しい怒りを押し流す。涙は川の流れのように、心を通り抜ける
変化はつねに力強い。あなたの鈎針(かぎばり)を投げておけ。少なくともあなたが期待する池の中に魚はいる。
威厳と恋は融合することなく、また、ともに永く持続するものにあらず。
金属は利用とともに光る。
学問は人格に移る。
生活が順調なる時は多くの友が取り巻くも、天運に恵まれず生活が左前になれば、ひとり置き去りにされる。
愉(たの)しみは、他人の苦しみから生まれる快楽なり。
もし一年を通して太陽の日と雲の日とを数えてみれば、晴れた日の方が多かったということが分かるだろう。
美徳とは、自分自身の報酬である。
悦楽は、他人の苦痛を代償としたときに最も甘美である。
邪悪なる善は甘い蜜に潜む。
苦しみから湧き出る楽しみは甘美なり
恋の秘訣。それは疑わないこと、耐えること。
力によってではなく、何度も落ちることによって、滴は岩に穴をあける。
満ち足りてしまった恋は、すぐに、退屈になってしまうものである。
ひどく運の悪い人は安心せよ。もうこれ以上悪くはならない。
中間を行くのが、もっとも安全だ。
幸運の愛は、勇者とともにある。
夜は、どんな女も美しい。
手傷を負ってから盾を振りかざしても遅過ぎる。
甘いものは、苦いものと混ざり合わなければ(人は)耐えられない。
許されていることには興味がないが、禁じられていることには気をそそられる。
夜は多くのシミや欠点を隠す。夜には醜い女は存在しない。
恋する者はみな兵士だ。
死を望むは臆病者の行為なり。