ロジャー・ベーコン
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ロジャー・ベーコンは、ドクター・ミラビリスの名で知られる13世紀のイギリスの哲学者である。1214年、イギリスのサマセット州イルチェスターで裕福な家庭に生まれるが、政争のため家財を没収される。オックスフォードで学び、アリストテレスのテキストを講義した後、フランシスコ会に入会し、オックスフォードの教授となる。1233年頃、当時ヨーロッパの最高学府であったパリに留学する。当時、フランシスコ会とドミニコ会はともに新設の修道会であったが、その目覚ましい学問活動で注目を集めていた。そのフランシスコ会の指導者であり、知的世界のリーダーであったのが、他ならぬヘイルスのアレクサンダーであった。
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学問への入口となり鍵となるのは数学である。(中略)数学を知らなくては、他の科学も実地問題も分からない。なお悪いことには、数学に通じていない人は、自分が無学であることを感じないし、したがって無学を治す薬を探すこともないのである。