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柴門ふみ

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柴門ふみは徳島県出身の漫画家・エッセイストである。恋愛エッセイをはじめ、バブル期にトレンディドラマの原作として多く使用された作家である。お茶の水女子大学文教育学部哲学科を卒業後、漫画家として活動を開始。夫の弘兼憲史も漫画家で、娘は吉田戦車の企画への寄稿やフリーのイラストレーターを務めている。息子も柴門のアシスタントを経て、西倉新久というペンネームで漫画家デビューを果たしている。

「言葉にしなくても愛は伝わるはず」これは思い上がりというものです。
毎日、大した仕事をしていないところに、男の本当のえらさがある。
「人生、楽しまなきゃ、損」という考えの夫と、「人生、楽しなきゃ、損」という考えの妻。
人が何と言おうと、自分はこれをやりたい。これが自分にとっての幸福なんだ。幸せって、そんな我が儘(まま)なものではないでしょうか。
結婚当初に、妻に「家事以上の何か」を求めて所帯を持った家庭だけが、結婚生活を続けることができるのである。
やりたいことがあるのなら、とことんやることです。
未来を幸せと信じている人は、今の不幸も不幸とは感じないのである。だから、自分のまわりにはいつも「いいこと」が起こっているように感じられる。
私は23歳で結婚した。まわりは、早過ぎると驚いたもんだが、私の目標は愛だ、と信じていたので、自分の選択に満足していた。
別れた男をけなすのは、そんな男に惚れた自分をけなすのと同じこと……そんなこと自分の非を宣伝するようで嫌だわ。
何に幸せを感じるかは人それぞれだ。周囲がとやかく言うことではない。本人が幸せならばそれでいいのです。
結婚生活とはいわば冷蔵庫のようなものである。冷蔵庫に入っている限られた素材で、いかにおいしいご馳走を作り出すか、それに似ている。決して、他人の冷蔵庫を羨ましがらないことだ。
とにかくやりたいと思ったことをやってみる。やりたいことを我慢して、いつまでもくすぶらせていると、きっといつか爆発してしまいます。また、やってみて初めて自分に合うかどうかも分かるものです。
娘を育てるおかあさんは、女を愛する男を同時に体験できるのだ。