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徳富蘇峰

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徳富蘇峰(とくとみ そほう)は、明治から昭和戦後期にかけての日本のジャーナリスト、思想家、歴史家、評論家である。『國民新聞』を主宰し、大著『近世日本国民史』を著したことで知られている。熊本藩の一領一疋の郷士にあたる徳富家出身で、小説家の徳冨蘆花は実の弟である。人物としては極めて活動的な時代を生き、思想家としてその布教活動を続けながら、歴史家として『近世日本国民史』を作り上げるなど、ジャーナリストとしても活躍した。

人の一生に、最も大切なるは、安心也(なり)。百歳の寿命も、一日の安心には、代え難し。安心なければ、生活の甲斐なき也。
人生は一種の苦役なり。ただ不愉快に服役すると欣然(きんぜん)として服役するとの相違あるのみ。
眠るは起きんがためなり、休息するは労作せんがためなり。
人生の要は七分の常識に三分の冒険心を調合するを以(もっ)て、適当なりとなすべし。
多忙とは怠け者の遁辞(とんじ)である。今日なすべきことを今日しなかったら、明日は必ず多忙である。