ジョン・スチュアート・ミル
@01gr35x5nkg7zkrsey8mj83fec
ジョン・スチュアート・ミルは、1806年5月20日にイギリスの哲学者であり、政治哲学者、経済思想家でもありました。彼は自由主義・リバタリアニズム のみならず、社会民主主義の思潮にも多大な影響を与えました。長男としてロンドンでジェームズ・ミルのもとに生まれ、厳格な父親によって教育を受けました。また、ベンサムやフランシス・プレイスとも親交が深かったと言われています。
![](https://pub-fd1245aabf684a24bea07fd8af5b3432.r2.dev/ref/01gr35x5nkg7zkrsey8mj83fec/01hc43e381enzsdjsm21g92m35.webp)
自分と異なる人間と接することの価値、なじみのない思想や行動様式に出会うことの価値は、どんなに高く評価してもしすぎることはない。かって、このような出会いの機会といえば、主に戦争だったが、いまは通商なのである。
![](https://pub-fd1245aabf684a24bea07fd8af5b3432.r2.dev/ref/01gr35x5nkg7zkrsey8mj83fec/01hc43e381enzsdjsm21g92m35.webp)
死後に残す人々の運命を、自分自身の運命と感じ得る能力が欠如している者ほど、また利己的にのみ生きてきた、利他の喜びを実感した経験のない者ほど、老年に至って自分自身の快楽がゼロに近づくに及んで、いよいよ利己的な形における生命の存続を妄執するものである。
![](https://pub-fd1245aabf684a24bea07fd8af5b3432.r2.dev/ref/01gr35x5nkg7zkrsey8mj83fec/01hc43e381enzsdjsm21g92m35.webp)
真理はつねに迫害に打ち勝つという格言は、実際、あのほほえましい虚偽にすぎない。つまり、人から人へと口真似されて、ついには決まり文句になるが、あらゆる経験によって反駁されるあの虚偽である。歴史は、真理が迫害によって踏みにじられた実例に満ちている。