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ジェームス三木

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1934年に本名の「山下清泉」で満州国(現・中国遼寧省瀋陽市)から小学生の時大阪府茨木市に引き揚げたジェームス三木は、高校2年の時、演劇部で自ら主演・演出した芝居が大阪府高校演劇コンクールで1位入賞し、俳優志望となり上京して俳優座養成所に入所した。しかし、学費や生活費を稼ぐために忙しすぎて落ち、市原悦子らと同期になった。脚本家、作家、演出家、元歌手として多くの作品を残している。

トラブルを怖れるな。逃げずに頑張ってくぐり抜けた者が大きくなっている。
主役とはどういうものか。ドラマでは条件が二つある。一つはトラブル解決能力。もう一つは人生を持っていることだ。
ドラマって対立、トラブル、もめごとなんです。
究極的にはその人間の魅力が、どんな時でも勝負だと思う。
こうしようか、ああしようか迷った時は、必ず積極的な方へいく。
トラブルは自分を磨きイマジネーションを豊かにするチャンス。
どうも私たちは、若い人たちに手段ばかり教えて、目的を教えていないのではないか。
社会性という枠のなかで人間を考えた場合、何を基準にするかというと、僕はトラブルを解決できるかどうかがひとつの重要なファクターだと思いますね。
選択が誤りであっても、選んだのは自分。結局のところ、女房とは自分を映す鏡のようなもの。
ドラマの主役って、一番のクライマックスでトラブルを解決する人なんですよね。
私たちの目的はやはり、愛とか信頼、あるいは楽しみとか、安らぎとか、生きがいとか、こういうことだ。これが目的で、そのために政治や経済、学問、健康があるということではないか。この目的と手段の関係を洗いなおすことが、今重要だと思う。