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陰山英男

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兵庫県朝来町(現・朝来市)出身の教育者、隂山英男(かげやまひでお)は、1994年から立命館大学教授を務め、安倍内閣の諮問機関「教育再生会議」委員を歴任している。学生時代には放送文化部に所属したが挫折し、佛教大学通信教育部を卒業して教員免許を取得。教員としては、八鹿高校事件などをきっかけに授業改革を進め、岸本裕史が提唱した基礎学力向上のためのメソッドの開発に取り組んでいる。

分かった子だけに挙手をさせ発表させる。これを継続すると分からない子はその間何もしなくていいということを学習していきます。その末路は分かろうとしない習性になってしまいます。問題はなぜわからないか、分かろうとしないか、そこをいっしょに考えようということです。
発想を変えよう。(小中学校)一年間で覚える漢字はたった二百字。原稿用紙半分でしかない。それを難しいと感じてしまうのはなぜか?それは定時に帰るのを難しいと感じることと同じ原因だ。みんなと違うことはできそうにないと思い込むこと。
勉強で重要なのは、最小努力で最大効果を生むことです。させ過ぎは危ないです。なぜって勉強はこんなにもたいへんだという経験をすれば、うまく行っても、受験などが終われば勉強しなくなります。最悪は、やっても伸びない経験になってしまうこと。もうその瞬間から勉強しなくなりますから。
実は(授業)2~3時間分を1時間でやってしまうなんて実は何でもない。私から見ると「ゆっくり丁寧な授業」のゆっくりとは集中しないということ、丁寧というのは受け身ということ。
漢字の集中速習をする本質的な理由は、漢字を活用するようにすることだ。漢字テストで満点を取ることは目的でもゴールでもない。活用のための手段であり、スタートだ。漢字のテストで満点連発してこそ読解力は向上する。
子どもたちは勉強が嫌いなのではありません。勉強が嫌いになるような勉強方法や教材ばかり与えられているのです。だから、伸びる学習方法や教材を与えられることが大切なのです。
改革に対する私のやり方。悪いと思うものとは戦わない。良きものを作る。それが圧倒的であるほどに改革は加速し実現する。改革って相手の問題じゃないんだよ。自分の能力の問題なんだ。相手の悪口言ってる余裕なんてないんだ。
「わかった人、手を挙げて」と言って、手を挙げてない子を指名し、「どこが分からない?」と聞く。これけっこう効くよ。
ほぼほぼ教師の説明って無駄。だって大切なことは教科書に書いてあるもの。余計な説明より「教科書よく読んで」の方が効果的。読解力もつくしね。指導も楽。最近は教科書はワークシートまでついてる。子どもは情報が多いと混乱する。