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喜多郎

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1970年代初めには『ファー・イースト・ファミリー・バンド』のメンバーとしてキーボーディストを担当していた喜多郎は、レコーディングに訪れたヨーロッパでオシュラジニーシから「橋になれ」とさとされ、橋という意味を含むヒンズー名、”スワミ・デバ・セトウー”という名前を授けられ、橋になれ、人と人とのかけ橋、人と自然とのかけ橋、すべてが結ぶ橋になれーーその教えを受け、米映画『天と地 (Heaven & Earth)』(監督:オリバー・ストーン)でゴールデングローブ賞作曲賞受賞という経歴を持つ。

音楽というのは、人の気持ちを変えることができる。音楽が存在する意味はそれだと思う。
生まれた場所で育ち、外の世界を知らないまま生涯を終える。それはそれで、とても幸せなことではないでしょうか?
いろんな世界を知りすぎると、人は自分の世界に疑問をもち始めます。そこに比較が生まれるからです。比較をすることで他の世界に嫉妬したり、自分の境遇を嘆いたりする。挙句は自分も世の中も信じられなくなってしまう。知りすぎることの不幸。今の日本人に蔓延しているのはそれかもしれません。
音は見るもの、絵は聴くもの。私はそう思っています。
人間、誰しも自分を治癒する力を持っている。音楽はそれを引き出す脳の中のどこかの部分をノックするだけ。
ロックというのは、うるさい音楽のことじゃなくて、社会に対する不満を込めた音楽のことなんですよ。