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小説家サミュエル・バトラー

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サミュエル・バトラーは1835年12月4日にイギリスのランガーで生まれ、イングランドのシュルーズベリー・スクールで学び、ケンブリッジのセント・ジョンズ・カレッジを卒業後、1859年にニュージーランドに移住しました。そして1863年、チャールズ・ダーウィンの『種の起源』が発表されると、バトラーはこれ以降生涯にわたって進化論批判を繰り広げました。1864年にイングランドに戻り、クリフォーズ・インに部屋を構え、生涯をそこで過ごしました。

どんな風に死ぬかでなく、どんな風に生きるかが問題なのだ。
最悪の謀反人とは、国王や国家に危害を加える武器を取らず、医者が病人の血を取ることによって癒すように、国王や国家を改善するのに剣を抜くものである。
人間の仕事というものは、それが文学であれ、音楽であれ、絵であれ、建築であれ、そのほかなんであれ、常にその人自身の自画像である。
生きることは恋に似ている。全ての理性がそれに反対するのに、全ての健全な本能がそれに賛同する。
雌(めす)の毒蛇の毒液は、雄(おす)の毒蛇のそれよりも、もっと有毒である。
尻軽女とは、自分の尻尾で獲物を押さえているワニのようなものだ。
人生とは、人前でバイオリンを弾きながら、しだいに腕を上げてゆくようなものである。
ニワトリとは、卵が卵を生むための手段にすぎない。
私たちは来世を、その前の世で進歩するために使うべきだ。
食する為に養っている動物と仲良くできる動物は人間だけだ。
たとえ信念があっても、達成できることはごくわずかなものだ。しかし信念がなければ、何事も達成できない。
現在の一瞬はこの上なく素晴らしい一瞬である。現在夕食に五分遅れることは、十年間の大きな悲しみより重要である。
エキスパートというものは、ほんのわずかしか知られていないことをより多く知っている者だ。
人生とは、次第に退屈していく道程である。
目を閉じよ。そしたらお前は見えるだろう。
人間以外のあらゆる動物は、生きていく中で最も重要なのは生を楽しむことだと知っている。
友情は、お金と同じ。作るより、失わない方が難しい。
栄誉を得るいちばんの近道は、それを全然持たないことである。
神でも過去を変えることはできないが、歴史家ならできる。
自ら退屈する人間は、退屈な人間よりも軽蔑すべき存在である。
「青春」はなぜ「春」なのか。おそらく、褒(ほ)められすぎているところが似ているからであろう。
誓いとは言葉である。言葉とは風にすぎない。
死において我々は生命を失いはしない。我々はただ個性を失うのみである。死後、我々は我々自身ではない他人の中に生きる。
命と引き換えに金を欲しがるのは強盗だが、女はその両方とも欲しがる。
人生とは、不十分な前提から十分な結論を引き出す技術である。
若さは、誉(ほ)められる季節である春に似ている。
鳥はその鳴き声を真似した笛で捕らえられるが、人もまた、その人の意見に一番近い発言にとらわれる。