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ヴィクトル・ユーゴー

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ヴィクトル=マリー・ユーゴーはフランスのロマン主義の詩人、小説家で、『レ・ミゼラブル』の著者として有名です。ナポレオン3世のクーデターに反対して亡命生活を送り、静観詩集などと大作『レ・ミゼラブル』を完成しました。1959年から1965年に発行されていた5フラン紙幣の紙幣に肖像画が採用されるなど他にも遺産を残し、国葬をもって死を迎えました。

海よりも雄大な光景がある。それは天だ。天よりも雄大な光景がある。それは良心だ。
喜びとは、苦悩の大木に実る果実である。
思慮は理性の労働であり、空想はその愉しみである。
世界を導いてゆくものは、機関車ではなくて思想である
善が沈黙を守っている間に悪がひょっと顔を出す。この間(=善と悪との間)の戦いが人間の戦いでござります。
常識の有無は教育の有無とは関係ない。
恋愛とは、その二人が一体となることであり、ひとりの男とひとりの女とがひとりの天使となって融けあうことである。それは天国である。
苦しみがある程度、度を越すと、人間は二種類の精神的無関心に襲われる。
債権者は残酷な主人よりも悪い。主人は身体を剥奪するだけであるが、債権者は対面を破壊し、威信を破滅する。
愛しすぎるということがないのと同様に、祈りすぎるということはない。
傑出した(国家)指導者は、国民を作る。
敵が不幸な時は、私にとっては敵ではない。
女を美しくするのは神であり、女を魅惑的にするのは悪魔である。
人間は社会に従うか、自然に従うかという二つの方法によって生きている。
生きている者とは、闘っている者だ。心と欲が固い運命に満ちている者だ。運命の高い険しい峰をよじ登る者だ。
ある種の思考は祈りである。身体の方がどんな態度を示そうと、魂の方はひざまずいている場合がある。
友よ、逆境にあっては、つねに、こう叫ばねばならない。「希望、希望、また希望」と。
敵など、気にしなさんな!一笑に付したまえ!相手にしないことです。敵は、君が悩み、君が悶えるのを見たくて、やっているのです。その思うつぼに入って、敵を喜ばしてはいけません!楽しく、朗らかにしていることです。世の中の騒ぎなんか見下ろして。強く、強く生きるのです!笑い飛ばしてしまうのです!
真の愛の最初の兆候は、男は臆病になり、女は大胆になることだ。
女は非常に完成された悪魔である。
私は貴族趣味であるが、行動は民主的である。
我々には確信があるのだから、何を恐れることがあろう。
海よりも広いものがある。それは空だ。空よりも広いものがある。それは人の心だ。
愛することはほとんど信じることである。
極端な無邪気さは極端な嬌態(きょうたい)に近い。
不幸せな女は、不幸せな男よりも一層不幸である。
第一歩は何でもない。困難なのは、最後の一歩だ。
哲学は思考の顕微鏡である。
宇宙は神秘だが、女たちの接吻はその神秘を解き明かしてくれる。
女は弱し、されど母は強し。
苦しまねばならないなら、毅然として苦しもうではないか。
運命は花崗岩より堅固だが、人間の良心は運命より堅固である。
人生最大の幸福は、愛されているという確信である。自分のために愛されている、否(いな)、もっと正確には、こんな自分なのに愛されているという確信である。
それ自身ですべての生活を維持していく栄誉を有する者はいない。
人間の意識とは、もろもろの妄想・欲望・意図が混然と雑居しているところであり、夢想の坩堝(るつぼ)であり、恥ずべき思慮の巣窟なのだ。
世界中の全ての軍隊よりも強いものが一つだけある。それは、時にかなって生まれた発想である。
用心は英知の長男である。
幸福だけの幸福はパンばかり(の食事)のようなものだ。食えはするがごちそうにはならない。無駄なもの、無用なもの、余計なもの、多すぎるもの、何の役にも立たないもの、それがわしは好きだ。(ver.0)
自然は優しく微笑む母のように、我々の夢を育て、空想を楽しませてくれる。
強く辛辣な言葉は、根拠が弱いことを示している。
復仇は個人のことであり、罰は神のことである。社会は両者の中間にある。懲罰は社会より以上のものであり、復仇は社会より以下のものである。
人間は力が不足しているのではなく、強い意志に欠けているのだ。
音楽は、人間が言葉で言えないことで、しかも黙ってはいられない事柄を表現する。
不幸に陥らない秘けつは、人を愛して、働くことだ。
この三千世界で、賢者の筆頭は(何かに)最も酔うことのできる人である。
四十歳は青年の老年期であり、五十歳は老年の青年期である。
夢、これ以外に将来を作り出すものはない。
財布が軽くなるほど、心が満たされる。
最良の理性は常に最高である。
私が考えるのは、いつも前進するということです。もし神が人間の後退をお望みならば、人間の頭のうしろに目を一つだけおつけになっていたでしょう。
人は軍隊の侵入には抵抗するが、思想の侵入には抵抗しない。
大きな悲しみには勇気をもって立ち向かい、小さな悲しみには忍耐をもって立ち向かえ。一日の仕事を終えたら安らかに眠れ。あとは神が守ってくださる。
宇宙をただ一人の者に縮め、ただ一人の者を神にまで広げること。それが恋愛である。
流れるビールは泡を立てない。諸君、急ぐなかれだ。
不運は人物を作り、幸運は怪物を作る。
幸福の戦(いくさ)、正義の戦、美の戦、真理の戦、悪を排し理想を求める善の戦、その他に、戦(いくさ)なる物はあるまい
もし新聞がなかったら、フランス革命は起こらなかっただろう。
「未来」は、いくつもの名前を持っている。弱き者には「不可能」という名。卑怯者には「わからない(不可知)」という名。そして勇者と哲人には「理想」という名、である
神は人間に適する者を知り給うて、天を遠くに、すぐそばに女をおかれた。
労働は生命なり、思想なり、光明なり。
ああ、最後の苦難、もっと適切に言えば、唯一の苦難とは、愛する者を失うことなのだ。
勇気ある人々の財産は破壊しえても、勇気そのものは破壊できない。
一人の人の献身がすべての者に力と勇気とを与える
私が考えるのは、いつも前進するということです。つねに夜明けの方を、開花の方を、誕生の方を見ようではありませんか。
インスピレーションと天才とは一心同体である。
もし私が羅針盤を持っていたら、この嵐だってなにほどのこともありませんし、もし私に良心というものがあれば、いくら大事件が起こっても、びくともするものではありませんよ。
皺(しわ)とともに品位が備わると敬愛される。幸せな老年にはいいしれない黎明(れいめい)がさす。
人生とは、不定の執行猶予のついた死刑囚のようなものである。
愛することは、信じることの必要条件だ。
神は愚人を創ると直(す)ぐに男たらしを創った。
愛することは行動することだ。
芸術のための芸術は美しいかも知れない。しかし進歩のための芸術はもっと美しいのである。
女性が話しかけてきたら、その人の目を聴くことだ。
神は人に空気を与え、法律は人にそれを売りつける。
私は宗教に対しては宗教を持っている。