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ラ・フォンテーヌ

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Jean de La Fontaineは17世紀のフランスの作家、詩人、思想家です。有名な『フランスの動物詩』を作った真っ先に思い浮かぶフランスの詩人です。彼の詩は現在でも人々に人気を博しています。

音を立てない人々は危険である。
遠くにいると恐怖を感じるが、近くに迫るとそれほどでもない。
世間のだれをも、すべて満足させようなんて、狂気の沙汰だ。今後は、どんなに非難されようが、ほめられようが、人があれこれ言おうが言うまいが、俺は俺の考えに従う。
時の翼に乗って悲しみは飛び去る。
妨害が大きければ大きいほど、欲望はつのるものだ。
全世界を知り、己自身を知らない者がある。
急いでも無駄だ。大切なのは間に合うように始めることだ。
(相手の考えや意見の)間違いを道理で叩こうとするのは大人気(おとなげ)無いやり方だ。興奮することなく、もっと馬鹿げたことを言う方が手っ取り早い。
忍耐と長時間は、往々にして力や怒りよりも効果がある。
いないのがいちばん悪い。
議論するだけなら議員は大勢いる。実行が問題になるとだれもいなくなる。
熊をしとめないうちに熊の皮を売るな。
だまっている奴は物騒だ。騒ぎ立てる奴はそうでもない。
人は自分の運命を非難して、責任をまぬがれるつもりでいる。つまり、いつも運命の女神がいけないことになる。
最強の理性は常に最良である。
暴力よりも優しさのほうが効果が上がる。
自らの力でやり遂げようとする人に、天は手を差しのべる。
天は自(みずか)ら助くる者を助く。
媚びる者が存在するのは、それでいい気になる者がいるからである。
埋葬された皇帝よりも、生きている従僕のほうがましだ。
詐欺師をだますのは二重の歓びである。
ペテン師をだませば、喜びが倍になる。
見聞の広い者は多くのことを知っている。
火中(かちゅう)の栗を拾う。
しゃべるものもいいけれども、黙っているのがいちばんいい。
人はいつまでも故郷を身に付けている。
作家は、あまり上手に書こうとすると、何もかもだめにする。
危険にあまり注意しすぎると、多くの場合、危険に落ち込む。
お互いに助け合わねばならない。これは自然の掟である。
最強者の理屈がつねに最上とされる。
まるで死んでいるような人間が、死ぬのをいちばん嫌がる。
生き埋めにされた皇帝よりも、乞食暮らしのほうがよい。
人は、運命を避けようとしてとった道で、しばしば運命に出会う。
人間は美しいものをあがめ、実益を軽んじている。
二重の用心は一重の用心に優る。
忍耐し時間をかければ、力や怒りがなす以上のことができる。
現在一つ持っているほうが、未来において二つ持っているよりも値打ちがある。
人をだましたと思っている者自身が、実はだまされているのだ。
私は、単に笑いを誘うようなことを、楽しいとは言わない。楽しさとはある種の魅力、つまり、どんな話題からも、たとえかなり深刻な話題からでも醸成される、快い雰囲気を指すのである。
全ての道はローマに通ず
完全な作品を作り上げて名声を得ることは、既に得ている名声によって平凡な作品に箔をつけるような、そんな生やさしいものではない。
よく見るには主人の目に限る。
どんな父親でも手加減して子をなぐる。
一匹のハエが戦車の上にとまって言った。俺はなんとたくさんの埃を上げていることか!
二つの保証は一つにまさる。保証が多すぎて失敗したためしはない。
何事も終わりを重視せよ。
お互いに友人だといっても、それを信じるのは愚か者である。この名ほど世間にありふれたものはなく、その実、これほど天下に稀なものはない。
人は自己より小さい者の助けを必要とすることがしばしばある。
女が学者であることは決して長所ではない。それどころか、女が学者ぶることは非常な短所である。
誰でも、恐れていることと願っていることを、やすやすと信じてしまう。
無知な友人ほど危険なものはない。賢い敵のほうがよっぽどましだ。
できるだけ妥協するのがいちばんの利口者。欲ばりすぎると損をする。
駆けることは何の役にも立たない。ちょうどよい時に発(た)つべきだ。