フランツ・カフカのプロフィール画像

フランツ・カフカ

@01gr32eb00dams60n6cv128j0c

フランツ・カフカは19世紀末から20世紀初頭にかけて、プラハのユダヤ人の家庭に生まれ、法律を学んだのち保険局に勤めながら作品を執筆した小説家です。どこかユーモラスな孤独感と不安の横溢する、夢の世界を想起させるような独特の著書として、『変身』や『審判』などがあります。現在では、ジェイムズ・ジョイスやマルセル・プルなどと並び、世界的なブームを巻き起こしています。

僕と結婚したら、あなたは後悔するだろう。僕と結婚しなければ、やはりあなたは後悔するだろう。結婚してもしなくても、あなたは後悔するだろう。
美しいものを見続けられる人は、けっして老いることがない。
結婚してもしなくても、あなたは後悔するだろう。
なぜ人間は血の詰まったただの袋ではないのだろうか。
悪の最も効果的な誘惑手段の一つは闘争への誘いだ。
結婚はしてもしなくても後悔するものである。
おそらく大罪はたったひとつ──焦慮(しょうりょ)である。焦慮のために我々は楽園から追われた。焦慮のために我々は帰ることが出来ない。
人間には他のあらゆる罪悪がそこから出てくる二つの主な罪悪がある。すなわち短気と怠惰。
悪は善のことを知っているが善は悪のことを知らず。
私が物を書くためには孤独が必要だ。世捨て人のような孤独ではなく、死人のような孤独が。
人間のあらゆる過ちは、全て焦りから来ている。周到さをそうそうに放棄し、もっともらしい事柄をもっともらしく仕立ててみせる、性急な焦り。
冒険とは、一日一日と、日を静かに過ごすことだ。
地上的な希望はとことんまで打ちのめされねばならぬ。そのときだけ人は真の希望で自分自身を救うことができる。
あなたと世の中との戦いなら、世の中のほうに賭けなさい。
精神の世界以外には何も存在しないという事実、これが我々から希望を奪い取って、我々に確信を与える。
生の瓦礫のうちからのみ自由が目覚め、かかる瓦礫のうちにのみ人間は生きることができる。
真実のない生というものはありえない。真実とは多分、生そのものであろう。
あるのは目標だけだ。道はない。われわれが道と呼んでいるのは、ためらいに他ならない。
歴史はたいてい役所仕事によって創作されるのです。