規制された予算通り実行できる企業があれば、その企業は必ず安定堅実である。
三行の蓄積──信用の蓄積、資本の蓄積、奉仕の蓄積。
経営とは、「五つの蓄積」である。一、信用を蓄積すること。二、資本を蓄積すること。三、奉仕を蓄積すること。四、人材を蓄積すること。五、取引先を蓄積すること。
他社が真似するような商品をつくれ。いつも他社が真似てくれるような商品を出すように心がけていれば、企業は安定して成長していく。真似が競争を生み、技術を上げ、社会の発展になっていく。
教わって覚えたものは浅いけれど、自分で苦しんで考えたことは深いんですよ。
相手に裏切られても、自分の誠実の価値は変わらない。
三行の蓄積といって、一つは信用の蓄積、これは心がけです。次は資本の蓄積、我々は事業家ですから貧乏すると人に迷惑をかける。しかし第三に奉仕を忘れてはならない。これを忘れると、結果は必ず悪くなる。
私自身について言うなら、よいアイデアの生まれるのは儲からなくてなんとかしようと苦しんでいるときである。だから私は、儲かることをあまり喜んでいない。