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ハーマン・メルヴィル

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ハーマン・メルヴィルは、アメリカの作家、小説家である。1819年8月1日にニューヨーク州に生まれ、11歳のときに家庭の経済状態の悪化から母の実家に移り住み、16歳のときにニューヨーク州立銀行で働くようになった。1839年に兄の紹介で捕鯨船アクシュネット号の乗組員となり、南太平洋に航海を行い、翌1842年7月にマルケサス諸島脱出の冒険を体験した。その後は『白鯨』などを手掛けた代表作を残して、1891年9月28日に死去した。

何でも妙なことにぶつかったら、笑うことが一番賢い手っ取り早い返答である。どんな目にあおうと、取っておきの気休めになる。
ああ、愚かな人間よ、ノアの洪水はまだ退いてはおらぬ、優に世界の3分の2をまだ覆っているではないか。
財布は、その中に何か入っていなければボロきれと変わらない。
驕慢(きょうまん)なるこの世の神々や提督どもに刃向かいながら、己の頑固なる自我を押し立ててゆく男にこそ、歓びはあるのだ。
犬や馬ほど、我々を充分に理解してくれる哲学者はいない。
不幸はナイフのようなものだ。刃をつかめば手を切るが、取っ手をつかめば役に立つ。
海、それは自分の心をありのまま映し出す鏡だ。