日野原重明のプロフィール画像

日野原重明

@01gr35g31pvqhy5kp2f6r38r0t

日野原重明は、日本の医師、医学者であり、京都帝国大学医学部から卒業し、大日本帝国海軍軍医少尉を経て、聖路加看護大学学長、聖路加国際病院院長、国際基督教大学教授などを歴任した。聖路加国際病院名誉院長、上智大学日本グリーフケア研究所名誉所長、公益財団法人笹川記念保健協力財団名誉会長を務めた。

つらいことでも苦しいことでも、「体験」したことは、間違いなくその人の強みになります。
ほかの人のために自分の時間をつかうということは、自分の時間がうばわれて、損をすることではないのです。それどころか、ほかのことでは味わえない特別な喜びで心がいっぱいに満たされるのです。
人はえてして自分の不幸には過敏なものです。
人生とは未知の自分に挑戦することだよ。
なんと言っても、人が人に与える最高のものは、心である。他者のための「思い」と「行動」に費やした時間、人とともにどれだけの時間を分けあったかによって、真の人間としての証がなされる。
習慣に早くから配慮した者は、おそらく人生の実りも大きい。
愛とは、誰かの心に、希望の灯(ひ)をともすことです。
自ら計画した目標を実践する行動なら、少し無理と思われる行動でも、倒れることはあまりない。
家族とは、「ある」ものではなく、手をかけて「育む」ものです。
人生には無駄というものはないもので、しかし、後にならないと、その意味がわからないということがたくさんあるのです。
自分のためにでなく、人のために生きようとするとき、その人は、もはや孤独ではない。
きりのない欲望が、あなたをしあわせから遠ざけます。
自分の命がなくなるということは、自分の命を他の人の命の中に残していくことである。自分に与えられた命を、より大きな命の中に溶け込ませるために生きていくことこそ私たちが生きる究極の目的であり、永遠の命につながることだと思う。
人のために自分を捧げる喜びを知っている人を、プロと言います。
病むことにより、今までよく知らなかった自己がわかり、他人の問題が理解でき、思いやりの心が養われる。
日本の病院はあまりにも個人のプライバシーがないでしょ。個室になれば、苦しければ声を出せる。誕生日には見舞い客とお祝いもできる。さらに、最後の時を人間らしく迎えさせてあげることもできます。
誰しも幸福を望みますが、それを実感することにおいてはきわめて鈍感です。
医学以外のところで患者さんの心の支えになることが、本当の医術ではないか。
年齢は勝ち負けではありません。謙虚に、そして存分に味わえばよいのです。
どんな困難に直面しても、「ここから始まるのだ」ととらえ直すことができれば、私たちはかならず前進できます。
ビジョンは大きいほうがいい。たとえ自分が実現できなくても、(誰かに)バトンタッチすればいいのですから。