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廣瀬杲

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廣瀬杲(ひろせ たかし)は大谷大学名誉教授で、日本の仏教学者(真宗学)である。京都市で生まれた彼は、1953年に大谷大学文学部真宗学専攻を卒業し、1960年以降講師、助教授、教授、学長などで務めた。1990年に大谷大学を退職して以降は名誉教授として務める。

貴方が幸せをのぞむのならば、いつ、いかなるときでも、幸せを感ずる心根を枯らしてはいけない。
信じられていないなら愛されていないなら尊ばれていないなら今こうして生きていられる筈(はず)がない
拠り所なくしては人間は生きていない
亡き人を案ずるあなたが亡き人から案じられている
人が欲求するものが満たされると幸せである、と思うのは人間の勝手な妄想・幻想である。
うれしいときでも悲しいときでも自分の人生はそこにある
生きるということ、それはつねに誕生の意味を、問われ続けることである。
出会わねばならないただひとりの人がいるそれは私自身
人間は外から罪ということを言われた時、必ずどこかで自己を究極のところで弁護し弁解し正当性を主張するということがあるのです。だからそういう意味では、罪という言葉は徹頭徹尾自覚語であり、自覚内容なのだということです。
救われるということと、救われた気になるということは、全く質を異にした事柄なのです。救われた気になることこそ人間を本当の救いから一番遠ざけてしまうのでありましょう。
人とならずして佛(ほとけ)になることはできない。