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ホラティウス

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クィントゥス・ホラティウス・フラックス(ラテン語:Quintus Horatius Flaccus)は、古代ローマ時代の南イタリアの詩人であり、アウグストゥスと同時代に生きたラテン文学黄金期の詩人の一人である。彼は書簡詩『詩について』(Ars poetica)という作品を残し、そのなかの一節「詩は絵のように(ut pictura poesis)」は古典主義詩論で重要視され、近世詩論および絵画論に影響を与えた。また、「征服されたギリシア人は、猛きローマを征服した(Graecia capta ferum victorem cepit)」という有名な言葉を残した。

苦しみによってもたらされる愉しみには、害あり。
未来がどうなるか、あれこれ詮索するのをやめよ。そして、時がもたらすものが何であれ、贈り物として受けよ。
賢者となりて憤怒するよりも、瘋癲(ふうてん)痴愚(ちぐ)を装うがよし。
自分の尺度でわが身を測り、自分の足に見合った履物をはく。
人間を四六時中脅威にさらす危険には、人間はさして注意せず。
画家と詩人は、どんな思い切ったことでもやってよい権利をいつも持っている。
もし私に涙を流させたければ、まず君自身が苦痛を感じることだ。
逆境は才能を現し、繁栄は才能を隠してしまう。
欠点をこわがると、さらに悪い欠点にはまりこむ。
王は失態を演じ、民衆は尻拭いをする。
思い切って始めれば、すでになかば仕上がったも同然だ。何をぐずぐずするか?ただちに取りかかれ、賢くなることに!
放たれた言葉は再び還らず。
(自殺をしようとする)他人をその意思に反して助けても、その者を殺すのと変わらない。
欠点を避けて通ろうとすれば、正反対の欠点に足をすくわれる。
お前の分別に一粒の愚かさを混ぜておきたまえ。時をみて馬鹿なことをするのもよいことだ。
着手した人はすでに仕事の半分を行なったことになる。
自分のお目出たさに満足し、最後までそれに気付かないでいられるなら、狂人と言われ、馬鹿と蔑(さげす)まれても、賢い為にいらいらしているよりはましだ。
金は奴隷となるか、さもなくば主人とならん。
汝の力に余る重荷を汝の肩に載せるな。
悪徳からの逃避は美徳の始まり。
何事にも驚かないことが、幸福を生み出して持ち続ける唯一の手段である。
幸いなるかな、独りありて、今日をわがものぞと言いうる人は。心安らかに、かく言いうる人は。
誰もが自分の選んだ運命や偶然与えられた運命に満足せず、他の道を歩んだ人々を羨(うらや)むのはどういう訳だろう。
現在を享楽せよ。明日のことはあまり信ずるなかれ。
群衆は千の頭を持つ怪物である。
最初よければ半ば成れり
教訓は、人が持って生まれた真価に磨きをかける。
隣人の家が火事のとき、汝自身の財産が危険にさらされる。
酔いは万能だ。秘密を開き、希望を深め、無精者を戦場へ促し、気苦労を取り除き、新しい技術を教える。
悪を避けることがすでに善であり、愚かしさからのがれることが、英知の第一段階である。
あきらめてしまえば、癒しようのない不幸も和らぐ。
自信を持つ者が人を導く。
今を生きろ。
すべての悲運の中で最も大きな不幸は、昔幸福だったことである。
毎日自分に言い聞かせなさい。今日が人生最後の日だと。あるとは期待していなかった時間が驚きとして訪れるでしょう。
十人十色の意見あり。
金銭は召使いであり、主人である。
逆運に勇ましき胸を向けよ。
何ごとにも節度を守れ。何ごとにも中央があり、その線が適切のしるしなのだから。こちら側でもあちら側でもまちがいが起こる。
仕事をすでに始めた人は、もう、半分やりとげたも同然である。
まず金(かね)を握れ、徳は後から来る。
談話をなすにあたりては、談話の相手、材料、場所の三について注意せよ。
手抜きはたくさんのまちがいのもと。
愛と笑いのないところには、楽しみもないはずだ。愛と笑いの中に生きよ。
怒りは一時の狂気である。だからこの感情を押さえなければ、怒りが諸君をとって押さえることになる。
知識は素晴らしい著作の基礎であり、源泉である。
攻撃する時、狼は牙をむき、牛は角(つの)を立てる。