茨木のり子のプロフィール画像

茨木のり子

@01gr35ksfmdk05w5ent258bhjx

茨木のり子は、1926年6月12日大阪回生病院で生まれ、三浦家の長女として母親の勝と共に育つ。1939年に愛知県立西尾高等女学校(現・西尾高等学校)に入学し、第二次世界大戦の終結を迎え、1946年に帝国女子医学・薬学・理学専門学校薬学部を卒業。その後、詩や童話を書くなどの作家として活動するようになり、1958年に『見えない配達夫』(1958年)、『鎮魂歌』(1965年)、『自分の感受性くらい』(1977年)、『倚(よ)りかからず』(1999年)などの詩集を出版した。

いつまでも忘れられない言葉は、美しい言葉である。
駄目なことの一切を時代のせいにはするな
自分の感受性くらい自分で守ればかものよ!
もはや、いかなる権威にも倚(よ)りかかりたくない。ながく生きて、心底学んだのはそれぐらい。
師も走るなどと言って人間だけが息つくひまなく動きまわり忙しさとひきかえに大切なものをぽとぽとと落としてゆきます
ぱさぱさに乾いてゆく心をひとのせいにはするなみずから水やりを怠っておいて気難しくなってきたのを友人のせいにはするな
初々しさが大切なの人に対しても世の中に対しても人を人とも思わなくなったとき堕落が始まるのね堕ちてゆくのを隠そうとしても隠せなくなった人を何人も見ました