伊藤雅俊のプロフィール画像

伊藤雅俊

@01gr35w2gsqtrq5vdnm5xyvf86

伊藤雅俊(1924年4月30日 - 2023年3月10日)は、日本の実業家で、イトーヨーカ堂、セブン-イレブン・ジャパン、デニーズジャパンの設立者であり、元日本チェーンストア協会会長でした。彼は東京都出身で、1944年に横浜市立商業専門学校(現横浜市立大学)を卒業し、三菱鉱業(現三菱マテリアル)に入社しました。日本の降伏後、彼は家業の洋品店「羊華堂」に参画しました。1958年にヨーカ堂(現イトーヨーカ堂)を設立し、同社の代表取締役社長に就任。1973年にヨークセブン(現セブン-イレブン・ジャパン)およびデニーズジャパンを設立し、両社の代表取締役社長に就任しました。1978年にはセブン-イレブン・ジャパン会長、日本チェーンストア協会会長、1981年にデニーズジャパン会長を務めました。

モノが売れないとかいっているけれど、それは本当の意味でお客様のことをみていないからではないでしょうか。
現在の社会は、ある意味で厳しい競争社会です。その中で各人は精一杯努力して生きてゆかねばなりません。しかしその半面、人は共存し、生かし生かされて初めて生存してゆくことができるのです。この競争と共存とによって、社会が成り立っているのです。
会社は利益より信用が大事。
つねにアンテナを高くして全体を見る。
ひとりの人間でそんなに能力出ませんよ。
商人が漢字や難しい言葉でものを考えるようになると、現場から遠くなっている。
お客様は来て下さらないもの、お取引先は売って下さらないもの、銀行は貸して下さらないもの、というのが商売の基本である。だからこそ、一番大切なのは信用であり、信用の担保はお金や物でなく、人間としての誠実さ、真面目さ、そして何より真摯さである。
植物はたった一本では決して生きてゆけないのだそうです。多くの植物が集まっていることによって、お互いが利益を得、共存しているのです。これは人間社会とて同じだと思います。
商いというより人間としての基本を、毎日飽きずに繰り返してきたと申し上げる以外にないのです。