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ジョン・ケネス・ガルブレイス

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ガルブレイスは2メートルを超え、偉大な業績とも相まって「経済学の巨人」と評されたカナダ出身の制度派経済学者。1931年にオンタリオ農業大学にて学士取得、カリフォルニア大学バークレー校にて修士号および博士号を取得し、1937年に米国市民権を獲得。第二次世界大戦中、彼は物価局の副局長として戦時インフレ抑止に活躍、終戦後は連合国戦略爆撃調査団の一員として活動した。

私たちは真理を、自分に好都合なことと結びつける。
大惨事を予想する人間は洞察力がある。
考え方を変えるか、あるいはその必要がないことを証明するかという選択を迫られた場合、ほとんどの人は証明するほうに飛びつくものだ。
政治は、可能性に賭ける芸術ではない。悲惨なことと不快なこと、どちらを選ぶかの苦汁の選択だ。
途上国の経済発展に必要なことは、第一に教育、第二に資金、三つ目は政府自身が強い意志を持って取り組むことである。そして、もう一つ付け加えると、平和である。
経営手腕や勤勉さや先見性、あるいは狡猾さの報酬が財産だと考えれば、金持ちが金持ちであることも正当化できる。だが、「たまたまその子供に生まれついた」という運だけで、財産が相続されることは正当化できない。
経済学の世界では、決まって多数派が間違える。
現代においては、楽観主義よりも悲観主義のほうがずっと真っ当と言える。平和と繁栄と少年非行の減少を予想するのは、怠慢で中身が空っぽな人間だ。
政治の世界においては、記憶力の悪さほど称賛に値するものはない。
金持ちは、最も注目される階級だが、最も学がない。
富には多くの利点がともなう。それを否定する意見も数多いものの、確固たる説得力のあるものはいまだかつてない。
人々の関心は楽しみや美しさに向かう。デザインや音楽、絵画などだ。その結果、芸術家の役割が経済の中で高まる。ここに中小企業が生き残る活路がある。