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加藤諦三

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加藤諦三(1938年1月26日-)は、日本の著名な社会学者、心理学者、評論家であり、早稲田大学名誉教授として知られる。彼は東京で生まれ、政治家の加藤政之助を祖父に持つ。彼の教育的背景には、東京大学教養学部および同大学の大学院社会学研究科が含まれる。1972年より、人気ラジオ番組『テレフォン人生相談』のパーソナリティとしても広く認知されている。早稲田大学での彼のキャリアは、1972年に社会学の助教授として始まり、後に教授に昇進。2008年には名誉教授となった。彼はまた、ハーバード大学での研究活動や、TVKテレビの「学歴社会を考える」シリーズにおける貢献で、ギャラクシー賞を受賞している。

一度お金を出すと、次に断る理由がないと感じてしまう。一貫性の法則と言います。
自分が自分を信頼していない消極的な人は、他人が自分を信頼していないと感じます。
自分が折れて、社会的には解決しますけれども、心理的には負債を背負うだけです。
(中身のない)単なる変わり者は、世の中の普通の基準で評価されることを避けようとする弱い卑怯者でしかない。「変わっている」ということで、世の中の普通の基準で評価されないですむと思っている。
この人間社会では、批判されなければ賞賛はない。
淋しい人は、好かれたいがためにお人好しを演じて、他人のトラブルを背負い込む。周囲の人は、他人のトラブルを背負い込む人を、立派な人と評価するより、弱い人と思うだけである。
勝利から学べない種類のものを敗北から学ぶことができる。それほど貴重なものを敗北から学ぶことができる。敗北もまた一つの学ぶ機会なのである。
不幸の原因は「欲張り」。
(すぐ)カッカする人は、心がどこか不安です。
甘えようとしている人にとって、相手から甘えられるほど腹の立つことはない。
苦しむことでこそ、人は成長します。
自分が優位でいたいけれども優位になれない。しかし、他人の優位を認められない。そうなれば、他人の足を引っ張る以外に生きる方法はなくなる。全ての否定的意見に賛成することになる。
歩きながら考えることである。考えてから歩こうとすれば、いつになっても歩くことはできない。
連帯保証人には、簡単になってはいけない。しかし、連帯保証人のハンコを押す友人が一人もいないというのもまた淋しい人生である。
幸せになるためには、自分の人生の目的にそった習慣を身につけることである。
人は、自分を受け入れる程度にしか、相手を受け入れることはできないのである。自分の弱点を受け入れることができたなら、他人の弱点も受け入れることができる。自分の弱点を責めているかぎり、他人の弱点も許せない。
無責任な生き方をしていると、最後は何も決断できない人間になります。
問題の核の部分を捕まえないと、解決は致しません。
自分の位置がわからないのでは、努力のしようがありません。
怒っている人は傷ついているのだ。
子どもが競争に負けたときは、後ろから抱く。競争に勝ったときは、前から抱く。
孤立感は、敵意を生みます。
自分を守る方法は、人とうまくコミュニケーションすることです。
避けられないことを避けようとする人は、そのことに一生支配されます。
敗北から学べない者は、また敗北を繰り返す。そしていつも心の中で、過去の敗北を引きずって生きている。
他人のトラブルを背負い込むな。他人のトラブルを背負い込むことは、他人のためにもならない。人は、トラブルによって鍛えられるのである。
自分を愛している人のことを忘れなければ、人は悪いことはあまりしない。自分を愛している人のことを忘れなければ、人は道を踏み外さない。
心ならずも人に譲ると不満は残ります。何か(=見返り)を期待して、人に譲らないこと。
人と知識を共有すれば、あなたが死んでからも「あの人から教わった」というように、あなたは人々の心に生き続けることになる。つまり、不死への道なのである。
虚栄心を満たすためではなく、本当にやりたいこと、本当に好きなことを見つけ、自己実現や上達するための日々の努力を、コツコツと積み重ねられる心境に達すれば、やがて等身大の自分であっても幸せになれます。
自分の好きなことをしていれば、行為自体が報酬である。
グチばかりでグズグズしている人は、だいたいが抑圧の強い人である。
社会に不満、職場に不満、家庭に不満。そういう人は自分に不満な人です。
人のあら捜しに専念している人を見ると、心の底では野心家であることが多い。しかし自分の野心を認められない。自分にも野心があることを認めると、その野心を実現できない自分のふがいなさを認めなければならないからである。
青春時代とは、問題のないことが異常なのである。問題があるほうが正常なのである。
父親が子どもにお説教するときは、大抵妻に不満な時です。
失敗が問題なのではなく、失敗を劇的なものとしてしてしまった自分の解釈が問題なのである。
何か一つ、綺麗になることをする。これで心が満たされてくる。心が満たされれば、心の余裕が生まれてくる。
男が一人で戦っていくとき、女を必要とすることはたしかだ。しかし、それはけっして結婚というようなかたちのものではない。それは男の孤独な戦いを理解してくれるだけでいいのだ。たとえ別れて生活する運命にあったとしても、ある思い出だけでもいいものだ。
精一杯生きていれば人生に終わりはない。精一杯生きている人は、終わりに気づかずに死んでいる。精一杯生きていれば、人生の終わりを意識する必要はない。
自分の注意が今、結果だけにいっていないか、その点を注意する。そして、自分の注意がいつも過程にあるようにすることが、人生を快適に過ごすために守るべき原則である。
あなたの人生で何かに失敗したら、失恋でも、試験の不合格でも「今でよかった」と思うことである。何故失敗したかを理解し、賢くなったことで、後のもっと大きな悲劇が避けられたのである。その失敗は、自分の人生でいずれ通らなければならない場所なのである。
心の整理をすることで、心の支えが出てきます。
本来の権利は必ず主張すること。
(家庭や学校から)逃げる子は、追いかけてもらいたくて逃げ出しています。
多くの離婚原因は、モラルハラスメントです。
楽をして生きていても人生は空しい。
離婚原因は、昨日の出来事ではない。
自分がリラックスすると、相手もリラックスします。
「何故(なぜ)思うように進まないのか」と冷静に考える中で、好機が見えてくるのである。思うように物事が進まないときに、それから逃げないで事に当たる精神が幸運を呼ぶのである。
幸福をかち得た人に向かって矢を投げるよりも、自分の悩みの原因に向かって矢を投げることである。
信頼関係の無いところでの批判は、相手の怒りを生み出すだけです。
私たちは自分で思っているよりも、自分のことを尊敬して、見習っている人々が色々のところにいるものである。「私のことなんか、誰も尊敬してくれるはずがない」などと考えたら大間違いである。
(自分に)近い人に言いたいことが言える、これが上手くいっている関係です。
人のあら捜しで幸せになれるようには人生はできていない。
自分を偽る(ことのもたらす)結果は、コミュニケーション能力の喪失です。
傷つきやすくて我慢ができない。生きるのに不適格な性格です。
人が恐怖の体験から逃れるのは難しいですが、素早く対処することで乗り越えられます。
宗教団体は、(信者から)お金をとらなければ潰れる。(信者は)お金を出すことで、その宗教団体への帰属意識が強まる。
気力のある人に見えるチャンスが、気力のない人には見えない。
他人の言いなりになる人の周りには、ずるい人が集まります。
愛の欠如は一生忘れられないで、その人に影響を与えます。
スキャンダルに対する異常な関心は、心理的不健康を表す。なぜなら、人の不幸に心から同情できないで、逆に人の不幸に何かしらほっとしたものがあるからである。
社会の中で幸せに生きて行く人は、素直に自分を認める人である。それは、素直に自分を認める人のほうが親しい人ができるし、人間関係もうまくいくからである。
子どもは、信じられない人の前では良い子になります。
時に失敗は、あなたはこの道を進んではいけないというメッセージかもしれない。この道はあなたに向いていない、他の道を行きなさいという、天からの知らせかもしれない。
自分が頑張っていると、それを当たり前のこととして受け取る人がいます。タチの悪い人には(依頼・要求・命令を)拒否しましょう。
いい顔を(するのを)やめたら、人生はラクになり、本当の味方が見えてくる。
他人に不当な重要性を与えない。
人は心理的に病んでいない限り、最後には一緒にいて楽しい人のところにいく。素直さは最後には肉体的美しさに勝つ。
過干渉も放任も、同じ親の無関心です。
誰かに自分を守ってもらおうとするのでなく、自分で自分を守る。
モノの世界では得をしても、心の世界ではきちんとそのコストを払っています。
幼稚な男は、無責任な世界を求めています。
絶望的な状況で、人は絶望するわけではない。絶望した心理が、状況を絶望と感じるのである。
納得していない労働は、軽い労働でもつらく感じます。納得している労働は、重労働でもそれほどつらくありません。
人間は常に、成長への欲求と退行への欲求に引き裂かれています。
劣等感というのは、初めは誰もが持っているものなのである。人は自分だけが劣等感で苦しんでいると思いがちであるが、決してそうではない。
人生は一生、問題をかかえているのである。青春には青春の問題があり、老年には老年の問題がある。
自分を尊敬できる人は、他人も尊敬できる。
「これが無くては生きていかれない」というものを失っても、案外生きていかれます。
最愛の人に対する最大の敵意、この矛盾を乗り切るのは自己実現しかありません。
どこの親族にも一人や二人は、どうしようもない人がいるものです。
あなたが力があるから批判される。無力な小さな子供は批判されない。
青春の問題を解決できないような人間は、老年になればまた老年の問題を解決できない人間なのだ。
固定観念を捨てると、道は開けます。
甘やかされて育つと、大人になってから人間関係を形成できません。
おしるこに塩を入れる。砂糖の甘さを引き立たせるためである。批判はこの塩みたいなものである。
自分の足を引っ張ることなしに、人の足を引っ張ることはできない。
財産がなければ悩みますけれども、財産があっても悩みます。
先を急ぐな、人生に無駄な時はない。満つれば、欠ける。それが、宇宙のリズム。
安心感と信頼感がなければ、人は心を開きません。
怖い現実から逃げれば、現実はもっと怖くなります。
心が病んだ人は、心の病んだ人と結びついていきます。
よく金がないから結婚できない、というふざけた野郎がいる。そんなことをいったらいつになっても結婚できない。何でもいいからとにかく結婚しちゃうんだ。人生はそれからだ。
相手の言葉に傷ついてしまうのは、あなたが相手と同じレベルだからです。怒ってしまうのは、あなたが相手と同じレベルだからです。
生きていることが怖い人は、自己蔑視している人です。
人を支配しているのは意識ではなく無意識です。
不安な人は、小さなことでも大ごとにしてしまいます。
悩んでいるときには、ことに小さなことをきちんとすることが大切である。