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金子光晴

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1920年代から反戦反権力の詩を書き続けた金子光晴は、慶應義塾大学を中退後、若い頃から夢見ていた海外への旅をして、西洋詩の研究をしました。自伝「マレー蘭印紀行」などの著書があるほか、詩集に『こがね虫』『落下傘』『鮫』『蛾』『IL』『女たちへのエレジー』『若葉のうた』などがある。昭和50年6月30日、80歳で夭逝した。

僕は信じる。反対こそ、人生で唯一つ立派なことだと。反対こそ、生きてることだ。反対こそ、自分をつかむことだ。
健康で、正しい人間ほど、人間を無情にするものはない。
若さ。それは、我先に消え急ぐ、にぎやかな石鹸(しゃぼん)の泡のようだ!
人間に死のあることがそもそもの絶望の本質である。
愛情とは、体と体を寄せて、寒さを温めあうことなのだ。