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樫山純三

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樫山純三(1901-1986)は、日本の実業家、競走馬の馬主であり、多くの名馬を世に送り出した。また、フランスダービーを勝利した国際的ホースマンとしても知られている。オンワード牧場を設立し、樫山奨学財団を創設した。

いやな思い出を忘れることができるからこそ、人間は希望を持って生きられるのかも知れない。
人間とは便利なものである。いまふり返ると、いい思い出しか浮かんでこない。ちょうど負けた馬券を覚えていないようなものである。
「苦心」はしても「苦労」はするな。
若さは年齢だけで計るものではなく、ハートがどのくらい熱いかで決まる。
実行力があるというだけでは、競争相手に差をつけることはできないし、第一、大きな潮の変わり目で自らの馬力を過信していると、流れに取り残される。実行力に増して先見性やアイデアが重要なのだ。
家業なら同族や世襲でいい。しかし、企業として発展させるためには、やはり持ち駒の中でもっとも実力があり、社長にふさわしい人間を登用しなければならない。
(経営者の資質とは)一言で言えば先見性ということだが、これは努力や勉強で身につくというようなものではない。その人の持って生まれた資質、言ってみれば動物的なカンの様なものである。
先見性や発想力があっても、努力の裏づけがなければ経営者にはならない。