河盛好蔵
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河盛好蔵(1902-2000)は、日本のフランス文学者・評論家であり、モラリストの著作を日本に紹介した。1920年大阪府立堺中学校を経て、京都帝国大学文学部仏文科を卒業。1926年関西大学に赴任し、学校騒動で辞職後、1928年ソルボンヌ大学に学ぶ。1931年立教大学教授に就任、戦後は東京教育大学教授や共立女子大学教授を歴任した。
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もし彼ら(=青年)の追求する目的が大きく高い場合には、(過失によって)彼らの流す血は実に美しく、そのような過失は断じて悔恨を伴うことはない筈である。それは若気のあやまちなどではもちろんなく、青春時代の誇りということができよう。
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夫婦というものは、お互いに相手の欠点は見て見ぬふりをして、あまり本当のことは言わず、時には適当に嘘をついて、その嘘がバレても、相手がかえって面白がり、親愛の情を増すようにするのが賢明なやり方でないか。