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ラスキ

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イギリスの政治学者であるラスキは多元的国家論を唱え、労働党を支持して1934年にソ連を訪問したことでも知られている。戦時中は評価が高く、戦後ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス政治科学部長を務めたことでも有名である。また、ジャワハルラール・ネルーにも影響を及ぼしている。

少数者がきわめて富み、多数者がきわめて貧しいために、人々の心が絶えず自分の富もしくは貧困を考えざるを得ないような社会は、実は戦争状態にある社会である。
大規模な組織の存在するところでは、どこでもこれら(官僚性)の特徴があらわれて来るのである。今日、労働組合、教会、社会事業団体、大会社等はすべてその代表する利益の規模と、その事務の複雑性のために、同一の官僚性という型をとらざるを得なくなっている。
不正の存在を前に沈黙する人々は、まさしく不正の共犯者にほかならない。
官僚性の望ましからざる諸特徴が、国家の事務だけに極限されるものでないことに、注意する必要がある。