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中坊公平

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中坊公平は日本の弁護士であり、その後に政治家、作家などとしても活躍した歴史的な人物で、「平成の鬼平」と呼ばれています。1942年に同志社中学校を卒業してから、京都大学法学部に入学し、司法制度改革審議会に参加し、豊田商事事件の対策などで活躍しました。

お金さえあれば幸せでしょうか。学歴のある人はみんな幸せになるのでしょうか。そんなことがあるはずはない。人間の外側を飾っているものなんかで幸せにはなれません。
何事につけ、世間では、積極は良しとされ、消極は否定的に見られる。だが、点数や売上のような、表面的な物差しの中身を直視せず、無理を重ね、重ねさせて壊れてしまった子供や大人、破綻した企業は少なくない。
濡れたタオルを絞って出てきた水と、乾いたタオルを絞って出てきた水とでは、その値うちがまったく違う。
家族と過ごした楽しい思い出。必死になって仕事に打ち込んだ思い出。心を分かち合った友人との思い出。そんな多くの思い出こそが人が生きてきた証であり、最後にやすらかな幸福感をもたらしてくれる。
人間があの世へもっていけるものは、心のなかにある思い出だけしかないのです。
人間の外側を飾っているものなんかで幸せにはなれません。
日本人は、いかに対応するかばかりの「HOW文化」。「WHY文化」に変わらなければ。国民一人ひとりが高い理念から現場を直視して、「何故か?」と考えなければ。それが自立の第一歩ですよ。
幸福とは客観的な条件ではありません。お金や権力、学歴や才能。そういったものと幸福とは、本来は別のものです。
立ち止まるのは最悪の選択である。世の中、先を見ようと思っても見えるものではない。見通しがないからこそ立ち上がり、一歩を踏み出すのだ。
とにかく、世の中というのは常に、世間が「悪だ」と叩いているやつのもうひとつ上に隠れた存在があるのです。われわれは、それを見抜かないといけません。
世の中で一番大切なもの、人間にとって最も大切なもの、それは「思い出」ではないか。
人生とは長い道のりです。結果ではなく、そのプロセスにこそ喜びがある。
常識で曇ったガラスを手で拭きはらえ。