若者よ、私の成功の秘密は、若いうちに自分は神でないと悟ったことにある。

たとえ、トラブルを回避する処方せんがあったとしても、私はトラブルを避けたいとは思わない。トラブルは、それに対処する能力を養ってくれるからだ。私はトラブルを歓迎するわけではない。それは、トラブルと敵対するのと同じく、まずい方法だからだ。

信仰とは、つねにより大いなる事実のために、より小さなる事実を信じないということを含んでいる。

弁解は、利己心の裏返しである。

すべての人間は倦怠である、ただし、彼らを必要とする時を除いては。

人と語り合うのはハープを弾くようなものだ。弦のはじき方一つにしても大変なものだが、弦を押さえてその振動を止めるのにも、また大変な技術を要する。

この世で一番重要なことは、自分が「どこ」にいるかではなく、「どの方向」に向かっているかだ。

流行は生活様式や社交で、芸術を写実しようと試みるものにすぎない。

愛は幸福の扉を開く鍵である。

正しいことを行うのは、内なる光に忠実であるということである。

一瞬のひらめきは、時に、生涯の経験に匹敵する。

私はトラブルを友人として扱う。たびたび会って、言葉を交わす程度の関係がほどよいからだ。

話すことは知識の本領を発揮することだが、聞くことは知恵の特権を享受することである。

新鮮な空気やすがすがしさは、たまには良いものである。しかし、忘れてはいけないのは、偉業や人生の楽しみの多くは汚れた空気の中にある、と言うことだ。

どんな言葉も、話し手の魂が納められている寺院である。

男には志がある。でも、女には道がある。

過去との歴史的連続性は義務ではなく、必要性に過ぎない。

いかに多くの人々が、彼らがつくった名声のための名声に生きていることか！

順風満帆の時もあれば、風に逆らって航海しなければならない時もある。だが、とにかく先に進まなければならない。漂流や投錨するわけにはいかないのだ。

知恵は過去の抜粋だが、美は未来の約束である。

我々（＝作家）の言葉は、どれも本当の意味では我々の独創ではなく、体質や性格、環境、教育、連想などによって生じる小さな変化をのぞければ、我々自身のものと言えるものはなにもない。その小さな変化によって、我々の言葉は、他人の表現とは異なっているように見えるのであるし、独自の文体という特徴を与えられて、そのひと独自の言葉として通用するだけなのだ。

人間の知性は、新しいことに目覚めて広がり始めると、元の大きさには戻らない。

どんな分野の知識でも、それに熟達するには、隣接するものについて学ばねばならない。したがって何かを知るには、すべてを知らなければならないのだ。

世界の偉人たちは一般に必ずしも偉大な学者ではなかったし、偉大な学者たちは必ずしも偉人ではなかった。

懇意な間柄なら人に失礼なことを言っても許されると、いい気になってはいけない。人と親しくなればなるほど、さらに気配りや礼を尽くすことが必要になる。

知的教育の主要な部分は、単に事実を習得させることにあるのではなくて、学んだ事実が生活の中でいかに実践されるかを学ばせることである。

自分がどのようにして他の人間から希望を奪い去っているかに注意せよ。