ロバート・ルイス・スティーヴンソンのプロフィール画像

ロバート・ルイス・スティーヴンソン

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ロバート・ルイス・スティーヴンソンは、イギリスのスコットランド、エディンバラ生まれの小説家、詩人、エッセイストである。幼時に乳母から聖書やスコットランドの歴史物語を聞き、詩や小説に親しんだ。父トーマス、祖父ロバートは共に灯台建設を専門とする技術者だった。彼はエディンバラ・アカデミーを経て、1867年にエディンバラ大学の工学科に入学し、父の跡を継ぐことを期待していたが、結核症のため大学を中退した。その後、ロンドンしかり・サン・フランシスコしかりを転々として、1889年にサモアに移り住み、1894年に没した。彼の小説などは今日でも色褪せず読まれ続けている。

自分自身になること、そして、自分がなれるものになることこそ、人生の唯一の目的である。
最上の男は独身者の中にいるが、最上の女は既婚者の中にいる。
一度結婚してしまうと、善良であること以外には何事も、そう、自殺でさえも残されていない。
いつも楽しく暮らすよう心がければ、外的環境から完全にあるいはほとんど解放される。
友達とは、自分への贈り物だ。
ここに善意に満ち少し試み多く失敗せる人眠る。多分これが彼の墓碑銘かもしれない。しかし、そのことで彼が恥じる必要は毛頭ないのだ。
結婚は討論によって妨害される永い一連の会話だ。
毎日を、刈り取った収穫ではなく、まいた種で判断しなさい。
人間は希望を持っていないと、一日としてこの激しい生活に耐えて生きていけないのである。
最も残酷な嘘はしばしば沈黙のうちに語られる。
(※大人になるにつれて)いくら希望が失われてしまったといっても、根こそぎ失せてしまったのではない。少年時代には少年としての希望が、壮年時代には壮年にふさわしい希望が、老人にも老人らしい希望がある。
結婚を尻込みする人間は、戦場から逃亡する兵士と同じだ。
あらゆる人々を喜ばせることはできない。批判を気にするな。人の決めた基準に従うな。
恐れは、あなたの中にしまっておきなさい。でも、勇気は、人々と分かち合いなさい。
希望は永遠の歓びである。人間の所有している土地のようなものである。年ごとに収益が上がって、決して使い尽くすことのできない確実な財産である。
結婚は人生そのもの。戦場であって、バラの園ではない。
虚栄心はなかなか死なない。執念の強い場合には、人間よりも長命のときもある。
われらの目的は成功ではない。失敗にたゆまずして進むことである。
卑劣な格言は、実際生活のうえでは重んじられていないが、理論のうえでは確固とした地位を築いている。
幸福になる義務ほど過小評価されている義務はない。幸福になることで、人は世間に匿名の慈善を施している。
最後に(そしてこれこそ多分黄金律であろう)、いかなる女性も絶対、禁酒主義者とは、あるいは煙草を吸わぬ男とは結婚すべきではない。
お互いに愛し合い知り抜いた間柄では、無味乾燥な「はい」や「いいえ」ですら、輝かしいものとなる。
我々はだんだん大人になってくると、大人の考えになってきて、抱いていたあらゆる希望が崩れてしまう。それは渇いた土に水が浸(し)みこんでいくようなもので、今までの希望はすっかり消えてしまう。人の世のはかなさを思うようになる。
独創的になるには、そう生まれつくしかない。
あらゆる人間関係の中で最も親密な関係、すなわち確固たる、何もかも分かち合う愛の関係においては、まるで円を作って遊んでいる子供のように、あるいは儀式が進む場所のように、ほとんど言葉なしで話が進む。そして二人がその場にいるということだけで、もうお互いに話は通じるのである。
最も不鮮明な時代は現在である。
あなたは弱さから逃げることはできない。時には最後まで戦わなければならないし、死んでしまうこともある。戦うなら、何故今でないのか、あなたは何処にいるのか?
希望に満ちて旅行することは、目的地にたどり着くことより良いことである。