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佐藤忠男

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佐藤忠男は、日本の評論家、編集者である。敗戦後、鉄工所で働きながら新潟の鉄道教習所を卒業し、国鉄に入り神奈川県大船に住んだが、3ヶ月後に解雇され、東京で職を探しても見つからず、電気工事店に1ヶ月勤務してから新潟に戻った。電電公社の工場に勤務しながら定時制高校に2年間通い、1952年に新潟市立工業高等学校を卒業した。その後、新潟映画学校校長や日本映画大学学長などを歴任した。'

悲劇とは、理想主義者が理想を貫き死んでいくリアルを描く。一方、喜劇とは、愚か者である自由を描く。なりふりかまわず、みっともなく、あらゆる困難から逃げ回り、そして生き抜く。
心の温かさ、というものを見失わないようにしてゆけば、(人間に関して)大きく判断を誤ることは少ないと思う。
誰にしろ、人を憎んだり、痛めつけようとそそのかす者の言うことは警戒したほうがいい。
マソヒズムとは……それは死を受け容れようとする人間の自己訓練だと思う。
苦労人の特長のひとつは、怒っても仕方のないことは怒らないということである。苦労人には、世に不幸があり不運があることはほとんど仕方のないことであると感じられる。それにいちいち怒ったり恨んだりしてもはじまらない。