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シモーヌ・ヴェイユ

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シモーヌ・ヴェイユはフランスの哲学者で第二次世界大戦中に英国アシュフォードで客死した(享年34)。彼女の名を世界的に知られるようになったのは、戦後に知人が編集・出版した箴言集『重力と恩寵』がベストセラーとなったことからである。その後も政治思想、神学思想、労働哲学など多岐に渡る原稿を編集・出版し、多言語で翻訳されるようになった。

本当に何でも話せる相手は、二、三人だけだ。
未来は待つべきものではない。作り出さなければならないのだ
根づきたいという魂の欲求は、最も重要でありながら、最もないがしろにされている。
すべての罪の動機は空虚さにある。
倫理とは、意志の問題ではなく、気配りの問題である。
最も危険なのは、質より量へ逃避することだ。
求める目的とは反対の結果を生む努力(=無益な努力)がある。一方、たとえうまくいかないことがあっても、いつも有益な努力もある。
純粋に愛することは、隔(へだ)たりへの同意である。自分の愛する者との間にある隔たりを何より尊重することだ。
「天才」とは、暗い夜を乗り越えていく力の異名である。
自分自身を理解していないうちから、人に理解してもらおうなどと思うべきではない。
自ら思うところを述べる勇気を持たねばならない
内なる自分を見つめると、実は望んでいるものをちゃんと所有していることがわかる。
たとえ、歳月を重ねた奮闘努力が、少しも報われないと思えるときでも、いつの日か、その努力にちょうど見合うだけの光が、あなたの魂にみなぎるものです。
崇高な英知は悦びの中ではなく、悲惨さの中にある。
人の心は安全だけでなくリスクも追い求める。
この世界は閉ざされた扉である。それは一種の障壁である。そして同時に通路でもある。
未来を構成する要素は、現在を構成する要素と何ら変わらない。
純粋さとは、汚れをじっと見つめうる力である。
自己の中に深く没入すれば、自分の求めるものがそこにあることを知る。