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鈴木敏文

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鈴木 敏文は、日本の実業家であり、勲等は勲一等瑞宝章を受けている。セブン&アイ・ホールディングス会長、イトーヨーカ堂会長などを歴任し、「コンビニの父」と呼ばれた企業家である。1971年、イトーヨーカ堂に入社し、セブン・イレブンの設立の後、4十年間グループの長を務めた。その功績により小売におけるカリスマ経営者として「小売の神様」と称された。

売上を追うほうが楽だが、それは革新性を失うことです。
リーダーとしての私の仕事は、幹部や社員の仕事を、どうマンネリ化させないかということについて、真剣に取り組んでいくこと。
われわれの最大の競争相手は同業他社ではなく、めまぐるしく変わる顧客のニーズである。
猛暑だから売れない、暖冬だから売れない」とは何ごとだ。それじゃ、自分の無能をさらしているようなもんじゃないか。
世の中の変化、お客様のニーズの変化こそが最大の競争相手なのです。
世の中が変化しているとしたら、なぜかをとことん追求し、それを客観的にみる。間違っても、自分たちの過去の体験に照らし合わせた自分の経験からだけで判断してはいけません。
地味なことを、地道に、これでもか これでもかと、徹底して積み重ねていくことでしか、他店との差別化を図ることはできません。
この問題が重要だというときには、強烈にきちんと伝えないといけません。みんなの認識が必ずしも常に一致しているわけではないので、どれだけみんなの認識を一致させるかが重要なんです。
“昨日の顧客”と“明日の顧客”は同じではない。発注を行うとき大切なのは、“明日の顧客”が何を求めるかを考えることです。
なぜ、自分だけが売れないのか。そう思い悩んでいる人たちは、はたして日々、仮説を立て、挑戦しているでしょうか?
「顧客のために」ではなく「顧客の立場」で考える。
自分の目を曇らせることなく、依存することなく、政治や不況のせいにせず(仕事に)取り組んで欲しい。そうすれば自分のするべきことは必ず見えてくるものです。
私は持論として、「量を追いかけても、なんの意味もない」「量は決して質を凌駕できない」「逆に質の追求の結果として、量はついてくるので、質を追求する」ということを厳しく言い続けてきました。
私の味覚が優れているから合否を決めるために試食をやっているのではない。トップ自らが試食を繰り返しやっているということで、商品の品質の向上を重視しているという姿勢が示され、絶対にいいかげんなことは許されないという緊張感がそこに生まれてくる。これが大事なことです。
求められているのは、「競争」よりも「変化」である。同じ土俵で競うのではなく、次々に変化し土俵を変えていくことが評価されるのである。