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高田純次

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高田純次は、日本の俳優・コメディアン・実業家・タレント・司会者である。学生時代に不合格を重ね、自由劇場の舞台をきっかけに芸能界を目指す。1981年、日曜ワイド劇場『おかあさんといっしょ』で正統派俳優デビューを果たす。以降、浅田次郎の名作『ザ・インポッシブル・ミッション』など、多数の映像作品で共演を続けている。1997年、レギュラー・ドラマ『フォーチュンハンター』で一躍脚光を浴び、ブレイクを果たす。その後、『とんねるずのみなさんのおかげでした』など、テレビ番組でもその才能を発揮し、現在も俳優として活躍中である。'

心が燃える仕事を選びなさいよ。失敗しても大丈夫。いくつになってもやり直しは効く。君がその気になりさえすれば、道はあるから。
何もかも上手くいかないと気が済まない完璧主義者は、それがいいことだと思っているフシがあるけれど、それで周りが迷惑することもあるんじゃないかな。
会社の潤滑油じゃないけど、その人の存在が、会社の中の様々に立場の違う人たちにとって、お互いに都合のいい言い訳になっているような人がいないと、(会社は)上手くいかない。
まあ何でもやればいいし、やってることを天職だって思い込むことも重要だと思うよ。その仕事がだめだったら、また次の仕事を天職だと思い込めばいいんだから。何でも思い込みだって。
「そんな貧乏な人生になったのは、あなたの努力が足りなかったからだ」他人は言うことでしょう。言わせておけばいいのです。もちろん世の中には努力して成功した人もいることでしょうが、努力して成功しなかった人もたくさんいます。逆に、ろくに努力もしないで成功しちゃった人も。人生はそんなもんです。運不運とか、親にもらった名前が悪かったとか、いろいろあるじゃないですか。
昔の人はよく言ったもの。「平凡が一番だよ」。上手くいった人への嫉妬も入ったこの言葉、じつに上手い言い訳ではないかと思うよね。「貧乏で頭もよくないけど、みんな丈夫だし、幸せだよね」そんなふうにして、ときどき人生のバランス論をかみしめながら、毎日を上手く生きていたんじゃないかと思う。
歳とってやっちゃいけないことは、説教と昔話と自慢話。
いいことばかり続くわけがないんだ。でも、これは言い換えれば、悪いことばかりが続くわけでもないということ。やまない雨はないんだから。もしいま悪いことばっかり続いている人も、気楽に行っちゃっていいってことだと思うよ。
人間は自分の本性をよく知っているから、そこを隠そうとして普段は逆のことを言っていたりすることがある。
何かを成し遂げた達成感よりも、何かに燃えている充実感がいい。
自分はどの道で行くのか、人生の基本方針を早めに決めたほうがいいだろうね。そのほうが、その人なりの人生が楽しめるんじゃないかな。俺の人生の基本方針?当然「適当」だよ!
冗談を言う余裕もなくなると人は死んじゃうって考えるのは、単純すぎるかな?
人間の欲求もある意味バランスをとるようにできていて、素直にそれに従っていればバランスよく生きられるはずなんだけど、欲求の方向が一方行だけに傾くと、それを達成したときに燃え尽きてしまう危険がある。
やってよかったことをひとつ挙げれば、やっぱり30代で自分の道を選んだことかな。人生でやりたいことは早く決めたほうがいい、というけれど、俺はなかなか決められなかった。30代になっても、ずいぶん迷ったよ。でも迷った末に、エイやっ!と思いきったのがよかったのかもしれないね。ただそのときは、自分なりにアウトローとして生きる覚悟はしていたと思うよ。
僕は、「思うようにいかないのが人生」でいいんじゃないかと思うんだ。そういう現実があるからちょっと上手くいったときの小さな幸せが嬉しいわけだし、雨が降るから上がったときのお天道様をありがたく感じるもの。
説教、自慢話、思い出話、この3つは抑えていかないと、自分は伸びていかない。
「できればもっと厳しく品質にこだわりたい」という立場の人と、「多少のことは目をつぶってくれないと、会社がつぶれちゃうよ」という立場。このふたつの立場を理解して、具合よく現場を回している人がいないと、上手くいかない。
1番、2番を目指すんじゃなくて、4番、5番を目指す。
苦しいときは苦しいんだから、ふざけている余裕なんかないっていうのももっともだけど、泣いても笑っても借金が減るわけじゃないんだから、あえてふざけてみる。笑ってみる。
そんな楽しいことは(毎日)ない。毎日が普通か悲しいことが多いと思えば、ちょっとした楽しいことも大きな楽しいことになりそうな気がする。
思うようにいかないのが人生というもの。「願いが叶う」とか「夢が叶う」っていう類の本がいっぱい出ているけれど、あれはいかにみんなの夢や願いが叶わないかっていう証明みたいなものだ。
「なんで俺はダメな人間なんだ」。そんなふうに思いはじめたらキリがない。それよりもはじめから、「イチローだって7割近くは失敗する。 3割成功すれば一流なんだから」と思った方が気が楽になる。
「人生いろいろ」っていうけれど、僕の場合は「人生そこそこ」を目指してるつもり。そこそこ仕事があって、そこそこお金があって、そこそこのクルマに乗って、あとはそこそこムヒヒがあって。そんなところでいい。
僕だって、なぜ自分がちょいと成功しちゃったのかなんて、わからない。人並み以上の努力をしたかといえば、そんなことはまったくない。ただひとつ、他人よりも少しだけ「楽しく生きよう」と思っていたかもしれません。
人間の欲は限りないというけれど、お金持ちになりたいと思ってそうなったとしても、それで完全に満足できる人はなかなかいない。そうなったらなったで、ピーピー言ってる貧乏人の暮らしが妙に羨ましく見えてきたり。
なんだかんだ言っても、お偉方というのはたいていはイエスマンしか評価しないものだ。飲みに行くと、「君は若いんだから、もっと生意気なことを言った方がいい」とか言っている人にかぎって、実際に生意気なことを言うと、カーッときてしまう人はよくいるよね。
適当男と言われている僕が言うと、自分を正当化しているようでなんだけど、日本人はいい意味でもう少し気楽に、適当に生きていいんじゃないかと思う。