トーマス・カーライル
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トーマス・カーライルは19世紀のイギリスの歴史家・評論家であり、彼の主張で有名なのが「世界の歴史は英雄によって作られる」というものだ。彼はスコットランドのダンフリーズ・アンド・ガロウェイ、エクルフェカンから出身し、ドイツ文学の研究でも知られている。1865年にはエディンバラ大学の学長に任命され、1868年まで務めた。彼の作品には『英雄崇拝論』、『フランス革命史』、『オリバー・クロムウェル』、『衣装哲学』、『過去と現在』などがある。
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人生における勝者は、スタートするときから生涯の目的を持っているものだ。自分はどんな人間になりたいのか。最後まで守りたいものは何なのか。自分がいなくなったあとに、どんな伝説を残すことができるだろうか。勝者は知っている。
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人間を船にたとえると、九十五パーセントの人が舵(かじ)のない船に相当する。「いつかは、豊かで繁栄した港に流れ着くだろう」という甘い希望を抱きながら、風と潮の変化のままに、手をこまねいて漂流している。こんな船は、たいていは岩にぶつかったり、座礁したりして沈没してしまうものだ。